春夏秋冬の太陽高度…北斗市・ファース本部

春夏秋冬の太陽高度…北斗市・ファース本部
「暑さ寒さは彼岸まで」とは云うものの、夏至が過ぎてひと月しか経っていません。
夏至は南中時の太陽が真上に来て、直達日射がもっとも強く突き刺します。
それでも地べたは、必ずしも熱くなっておらず、気温が30度を超える事は少ないのです。

あれから一ヶ月が過ぎ、地べたに熱を溜め込み、1日2日の雨が降り続いても地べたの熱は冷める事などありません。
少しの日射熱で太陽が垂直方向から降り注ぐため、気温は急上昇します。

真南の住宅は庇を付けると少しの長さで完全に日射熱の侵入を止められます。
ところが真南にだけに窓を取り付ける事はとても困難です。
そのため、ガラスに遮蔽機能を取り付けました。

写真はファース本部本社の敷地内にある、手前が試験ハウス、右奥が実験ハウスです。
実験ハウスで色々な組み合わせのガラスを嵌め込んで日射熱の量を測ります。
その結果をもとにして左の試験ハウスで確かめます。

春夏秋冬、朝昼夕で太陽高度が変わるため、庇には頼れないのです。
そのため、春夏秋冬、朝昼夕の太陽高度に左右されない、ガラスに機能を持たせたのです。
特殊Low-E機能ガラスは、必要不可欠なものとなりました。

さて連休三日目、オリンピック東京2020は、2日目となります。
オリンピックは、SDGs3項健康福祉、4項豊かな教育、10項人国平等、17項パートナーシップに適合します。
私達は、9項技術革新、13項の気象変動対策の研究開発を行っており、その一環が実験ハウスです。

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