豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

樹脂スプレー断熱材の経緯と性能…北斗市

2016-11-16 18:12:31 | ファース本部

平成5年4月に弊社ファース本部が我国で初めて、戸建て住宅、樹脂スプレー断熱工法の公的な評定を交付されました。
グラスウール断熱材が基軸の断熱、気密工法では、樹脂をすっぽりとシームレス状にスプレー発泡する方式の公的な評定交付などは、論外だと相手にもして貰えませんでした。

平成元年ファースの誕生ですが、当時は住宅金融公庫の断熱仕様に記載されていません。
当時の建設省の評定機関のある、霞が関には、北海道から何度も足を運びました。
そもそも、その窓口で受付そのものを拒否される始末です。

東京で開催された、ある断熱技術講習会で断熱評議員の大学教授の講演を受講して、その後、その大学教授の先生に、講演のお礼と名刺交換を願い出ました。
立ち話でしたが、せめてその評定申請書を受付して中身を精査して欲しいと願い出ました。
その先生の指示で平成3年にようやく受付され、それからが学術者の先生との論争です。

木造住宅を包んでしまうことのリスクは、可燃性、環境ホルモン問題、木材呼吸、厚さ特定、施工責任などと山積してきます。
公的評定は、その全てに対し、先生達が納得できるデータや実績を示すことが求められます。
その時はすでに60棟ほどのファースの家が建造されており、高いユーザー評価ありました。

平成4年、評議員会の先生方には、施工現場と既存住宅を視察して頂くことになります。
8棟のご視察を終えたのが平成5年1月末、そして年度が明けた4月に念願の評定交付に。
それ以後は堰を切ったように様々な樹脂スプレー断熱材が出回るようになりました。

写真はスキン層を重ねてつくるファースの家用(右側)と、一瞬で膨らむ簡易スプレー断熱材(左側)のサンプルです。
ファースの家用は転がしても壊れず、木材に水を浸透させずに呼吸を促し、断熱性能の経年変化を極力抑えています。
一方、見た目は同じでも触るとスポンジ状で柔らかく、強度もありません。
価格は高くなりますが、一生涯住み続けるユーザー様の評価は価格以上に高くなります。

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