しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

冒険心を失う事件

2009-05-16 10:13:07 | K.O.F.R 骨折入院
 さりげなくすごい事をやってのける男には憧れます!
 
 パリ・ダカみたいな海外レースに出たいとかは思わないし、実際問題不可能でしょう?バイクに関わる仕事や生き方をしてない限り、お金はかかるわレース前後の日数も含めると時間も必要だから、テクニックがあったとしても一般人は失業するし自営業は会社をたたむしかない。

 国内ですごい事やってる人は?以前雑誌で読んだけど真冬の北海道でバイクや自転車で稚内を目指す人々のレポート。1度や2度では成功しないそうで読んでるだけで遭難した気分。あとはシェルパ斉藤の東海自然歩道全 1,343kmを全部歩いた、名前は忘れたけど厳冬期の北海道の山を南端から北端まで縦走なんてすごいのもありました。この人たちは本格的な登山家で作家でもあるからこれらのチャレンジを本に書いて飯食えるから別次元。

 そういえばバイクのツーリング雑誌が相次ぐ廃刊となり残念です。まあ素人のツーレポはおもしろいのが少ないし、編集部員の企画ものもマンネリ化、あとは女の娘を使った企画?どこも同じことやってたからねぇ。アウトライダーなんて写真がきれいだったけどどうしたかな?私も日本一周に行く時に読んだ寺崎勉はビーパルでポンコツ軽トラで(ゴキブリ号)旅してるし、加曾利隆は還暦過ぎてもまだスズキのバイクで日本一周をしてるからすごいなあ!

 でもモト・チャンプ誌で見つけてしまいました!町会行事もない厳冬期はバイクや自転車もあまり乗らないし、10年前ならスキー場に通っていた時期に冒険心をあおる過酷なツーリングを毎年行う集団!名前は明かせないが(もうかなり有名だとは思う)土曜の夜、日付の変わる12時にスタートし高速を使わないので排気量も問わない、二輪車で参加するのが条件。新宿~富山間を24時間以内で往復するかなりSMチックな耐久ツーリングと申しましょうか・・・

 5年前の当時はインターネットをやってないので出版社に問い合わせをしたのですが、答えてもらえずに他のバイク雑誌でヒントを見つけて参加にこぎつける事が出来ました。自分のまわりのバイク乗りにも声をかけるけど興味を示してはくれないし「それって無謀じゃない!やめた方がいいぞ」と言われるだけ。  
 
 荷台にコンテナを取り付け、予備のガソリンタンクやオイルや工具を入れた緑色の80ccのバイクでスタート地点に早めに行き、受付を済ませてから参加車輌を見て廻るとバイクなのにスパイクタイヤを履いている?その意味は後で知ることになるのだが2月1日に日付が変わる時報を合図に各車一斉にスタート、夜中の国道20号は渋滞も多くすり抜け大会みたいな感じ。高尾を過ぎると山間部に入るので気温がぐっと下がり、頭上の表示板で氷点下になってるのを知り路面が薄っすら白くなっていたので緊張する。ハンドルカバーは効果抜群だが防寒対策にもっと金をかけるべきだと痛感するくらい、寒さで体の感覚は麻痺してる。

 参加ライダーは各々自分のペースで走ってるのか前後にバイクは走っていないし、夜中の峠越えはとても孤独な気持になるけど、初対面だが同じ条件でみんな今現在も走っていると思うから頑張れるのである。ああ、やっとこのイベントに参加することが出来た!たとえ途中でリタイアしても後日のイベントでこのすごい人達と知り合いになれるのだ!体は凍るほど冷たいのに、心は熱いのです。
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