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まぐれで受かる奴はいるが、まぐれですべる奴はいない

2008-08-27 06:39:21 | Weblog
神戸三宮 経営管理労務事務所
所長 社会保険労務士 小河美里 (登録番号第28080030号)
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例の選択の健保の件については、昨日、本屋さんに駆け込んだ方がほとんどだと思いますが、私も夜確認しましたので、一応報告させて頂きます。

今年用の新・標準テキストの152ページの「参考」のところに、そのまま載っています。また、新・標準テキストは上級者用ですが、初学者も使う「基本書」の方にも486ページに載っています。

新・標準テキストを使って勉強している2回目以降の受験生は、この問題は大チャンス問題ですから、満点を取らなければなりません。
新・標準テキストは、むしろ「参考」のところに書かれていることが試験に出ると言われていることは、2回目以降の受験者であれば、当然ご存知なはずですから、このような確実に満点を取れるような問題は、絶対に満点を取らなければなりません。
また、「基本書」を使っておられた初学者の方であっても、このテキストを使っていたのであれば、当然最低でも3点は取らなければなりません。
ある意味一番簡単な問題だからです。

さて、今回のようにLECがノーマーク、TACがズバリ的中となると、恐らく来年度は、TAC受講者が激増するでしょう。
新・標準テキストをはじめ、出版物もTACの独り勝ちになるでしょうね。

私は、違法行為を繰り返している予備校のひどい対応から、偶然TACの神戸校に1年目も2年目も通いましたから、テキストもTACが個人的には好きです。
しかし、誰にでもTACに通学することを勧めるかというと、そうではありません。
そのことは、既に何回も書かせて頂きました。
ご自身が、ガイダンスなどに出席して、合うと思ったところに行かれれば良いと思います。
実際に、TACでの講師は、1年目の方はとても評判が悪かったですし、2年目の先生も特別合ったというわけではありませんでしたし、デキがとても悪かった私は正直合格するとは期待されていなかったようで、妙な距離感を感じていました。

もちろん、出題者批判を解説で延々として、受験生がまず見たこともない条文が出題されただの、昨年の問題は良く出来ていたが今年の問題は社会的な損失を招くような問題だの、傲慢かつ講師の職務を放棄していることが明らかな有害無益な予備校を選択することだけは、お薦めしません。
しかし、今回は苦渋を舐めさせられたLECを選ぶと合格できないかと言うと、必ずしもそのようなことはないと思います。

今回の健保の問題は、mixiを拝見していると、過去問解説で見たことがあるというコメントもあります。過去問で問われたことのある論点だからです。
某講師が社会的な損失を叫ぶほど、あり得ない問題ではありません。
ある人たちにとっては、満点を取らなければならない問題でもあります。
これまでにも書かせて頂きましたが、本試験の出題には、必ず「意図」があります。
国家試験の本試験で、「無意味な」出題など絶対にないのです。

来年こそ絶対に合格したい方は、これだけは、しっかりと覚悟して下さい。
社会保険労務士の合格率を上げろなどという寝言を言っている人がいますが、そんなことを言った時点で負けです。
社労士試験の歴史を見ればわかるように、記述→選択への変更も試験1ヶ月前に発表するような試験です。
来年の試験も変わるのではないかと言われています。
受験生にとっては、とても迷惑な試験なのです。
そのことは分かりきっていることなのです。

そのような迷惑極まりない試験に人生の大切な時期をついやしてでも、社労士に受かりたいのであれば、相手を研究して、相手に勝つこと以外、何も考えてはいけないのです。
もう、何百回と書いていますが、同じことを繰り返して言います。
試験は、受かるか受からないか、どちらしかないのです。
受かりたいのであれば、受かるためのあらゆる努力をしなければなりません。
今の試験の傾向であれば、本試験での対応力が求められています。
もちろん、2回目以降の受験者であれば、新・標準テキストのレベルの知識は身につけるべきですが、それ以上のことを考えるべきではありません。
まずは、誰もが取れる問題を取ることを完璧にしてから、余裕があれば、新・標準テキストレベルまでは知識を増やしてもいいと思いますしやる方ががいいでしょう。
しかし、それを越えた問題が出題されても、それに対しては、現場で対応することを考えるべきです。

誰もが基本的には同じ条件で、受験するのですから、想定内のことに対しては、最大限備えるべきです。
現在の試験であれば、必要なのは現場対応力です。
今年の選択の健保の問題は、見たことがなかろうが、社会的な損失になろうが、無責任な講師が怒ろうが、絶対に3点は取らなければならないのです。
足きりにかからないよう3点を取ることが求められているのですから、合格したいのであれば、3点を取ることが最低限の使命なのです。

まずは、そこから出発しないと、合格はできません。
択一は50点以上なのに、選択の健保のせいで、1年間を無駄にされたと憤っている方もおられるようですが、「まぐれで受かる奴はいるが、まぐれですべる奴はいない。」という予備校の先生の言葉が思い出されます。
楽天の野村監督もよく仰いますね。
「不思議の勝ちはあるが、不思議の負けはない。」と。

どんな問題が出されようが、どんな基準で合格を決められようが、試験に関しては一切文句は言えません。言っても無駄なのです。
今回のようなことは、当然過ぎるほど予想されたことなのですから、それに対応できなかったということは、択一で55点取ろうが、頭が良かろうが、模試で一番を取ろうが、なんだろうが、合格する実力がなかったというだけの話です。
試験においては、惜しいとか、本来なら合格できたはずだという話は一切ないのです。

まぐれだろうが、奇跡だろうが、合格はどこまでいっても、合格。
社労士登録をすれば、全く同格の社労士。
不合格は、択一0点も択一55点も全く同じ価値の不合格。
泣いても叫んでも、社会的な損失になっても、社労士登録ができないという意味では、1円の価値すらありません。

社労士試験は、練習受験がいるにも関わらず、8%も合格できる試験なのですよ。毎年毎年ものすごい数の方が合格しているのです。
オリンピックの日本代表になるわけではありません。
このことが理解できない方は、何度も申し上げますが、社労士試験など受験されない方がいいと思います。

いずれにしても、予備校も含めて、ツールはあくまでもツールですから、それを合格するためにどのように使うかが重要なのであって、使い方が悪くて合格できないのに、不合格をツールのせいにする人は、いつまでたっても合格できません。

但し、来年に関しては、合わなくて拒否反応がおきる人以外は、TACのテキストを使うべきだと思っています。

これまでの話と矛盾するようですが、違います。
今年とは違って、少なくても来年に関しては、TACのテキストを使わないと不利になるからです。
これだけ、話題になった問題が、そのままズバリ載っていたとなると、かなり多くの方が、TACのテキストを使います。
そうなると、来年も、今年と同じようなことが起きる可能性はかなり低いですが、万が一同じような現象が起こった時に、今年よりも来年のほうが、TACのテキストを使っている人の数が圧倒的に多いので、明らかに不利になるのです。
しかも、今年こんなことがあったのですから、来年も同じことが起きたら、悔やんでも悔やみきれないからです。

恐らく、これから3年ほどは、社労士試験においては、TACの独壇場となるでしょう。
国家試験でこれほどの現象が起きることは稀ですが、TACは正に勝負に勝つための死ぬほどの努力をして、結果として勝ったのです。
LECも死ぬほど努力したのでしょうが、一発勝負の資格試験をビジネスにしている以上、勝ちは限りなく勝ちですし、負けは限りなく負けです。どうしようもないのです。
予備校も、受験生同様、つらい戦いをしているのです。
撤退できないので、挑戦をやめてしまうという選択肢がないのできついです。
他の国家試験の受講者数にも影響がありますからね。

富士山に登ってみないと富士山からの景色は分からないものです。
試験と言うのは受かる前は、終わりのない地獄のように感じますが、受かってしまうと、やり方さえ間違えなければ超短期でも合格できるということがよく分かります。

私は、根性と精神論を述べたいのではありません。

「敵を知り、己を知れば、百戦してあやうからず。」

社労士試験という迷惑な試験の本質を知り、それとどのようにして戦うかを正面から取り組んで考える。

そして、自分はそのような社労士試験に合格するためにどんなことができるか、どんな勉強環境を整えることができるかを徹底的に考えて実践する。

敵前逃亡をして、勝てる戦いなど世の中にあるのですか?

-つづく-

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みぃたんの「ちゃんと社労士やってます!」 ※’08.8.27更新

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<社会保険労務士試験>

非常に人気が高くなって、ますます難しくなっています。特定社会保険労務士の制度ができて、社会保険労務士も労働関係の裁判外紛争解決制度における「代理人」になることができるようになったからです。紛争代理人になることができるのは、これまで弁護士だけでしたが、その独占的な業務を社会保険労務士も扱えるようになったのです。個人的には、今後、憲法と民法が受験科目に加えられるのではと考えています。実際に、特定社会保険労務士の研修には、この2科目が加えられています。労働法は、この二つの法が基礎にありますし、知らないと実務ができないからです。

社会保険労務士の仕事の魅力や将来性については、本業のブログで詳しく書かせて頂いていますので、ご興味のある方は以下をご覧下さい。

「社会保険労務士のお仕事」

「なぜ社会保険労務士なのか」

「社会保険労務士としての独立はずっと先のことだと思っていました」

「サービス残業代が社会保険労務士としての独立のきっかけ」

「社会保険労務士として困っている人の力になりたい!」

「サービス残業などの労働問題は労働者だけが悪いのでしょうか?」

「社会保険労務士も法律家としてのバランス感覚が大切」

「社会保険労務士としての方向性」

「社会保険労務士も弁護士のような二つの顔を持つ」

「社会保険労務士の資格は営業ツール?!」

「サムライ業-社会保険労務士-のチャンス」

「社会保険労務士もお金がなければ・・・・・」

さて、このように社会保険労務士の将来性が高まったために、難化の一途をたどる社会保険労務士試験ですが、決して、昔の旧司法試験のように、5年も10年もかかって勉強する試験ではありません。基本的な勉強方法を間違えなければ、働きながらでも1年で一発合格できます。

ただ、初めて法律関係の資格試験を勉強される方にとっては、導入部分がとても難しいと思います。
特に独学だと、本屋でテキストを購入しても、10ページも勉強しないうちに、やめてしまう方が多いようです。
また、働きながらだと、何十万円もの予備校の費用を支払ったにも関わらず、すぐに通わなくなってしまったという話をよくお聞きします。

このように、独学は、「費用がほとんどかからない」「最大限に時間を有効的に使える」という点でメリットがありますが、「勉強を始めるのが難しい」「勉強が続かない」「分からないところがある時に質問ができない」「分からないところだらけで勉強するのが嫌になってしまう」といったデメリットがあります。

逆に、予備校への通学の場合は、「勉強を始める場合に入りやすい」「間接的に強制されるので勉強が続きやすい」「受験仲間が出来る」「多くの受験情報が得られる」というメリットがありますが、「何十万円という費用がかかる」「通学や講義を聴く時間がもったいない」「勉強熱心ではないグループに入ると結局傷の舐め合いで終わってしまって逆効果になる」というデメリットがあります。

しかし、独学と通学のデメリットは、インターネット家庭教師の個人レッスンを利用すればほとんど解消できます。さらに、独学と通学のメリットの全てを得ることができます。

すなわち、「自宅で勉強できるため最大限に時間を有効に使える」「勉強を始める場合に入りやすい」「勉強が続きやすい」「受験仲間ではありませんが実務家である合格者から適切な指導を受けられる」「勉強を続けるメンタリティーの維持もフォローしてもらえる」「いつでも自分が好きな時に質問ができる」というメリットがあるだけではなく、個人個人の状況や勉強環境や費用負担の余裕に合わせて、あなただけの合格までの受験プランを組むことができるのです。

しかも、個人レッスンにかかる費用は月謝制(厳密には4週間毎の更新で税込み1万円)になっており、いつからでも始められますし、独学が可能になれば、いつでもやめることができます。また、いつでも再開することができます。
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従って、全くの初学者の方から、働きながらの勉強で苦戦されておられる方まで、全ての受験生の方にきめ細かく対応させて頂けます。