独り言

日本の原風景、花、自然など、自分で撮った写真の加工作品、街道歩きなどを中心に公開しています。

Silent Stream of Godless Elegy

2013-02-18 07:32:25 | 音楽

チェコの民族音楽色が強いゴシック・ドゥーム・メタル・バンドです。
初期の頃はドゥーム系の地下をイメージさせる音がメインで、男性グロウルが中心のバンドでした。
バンド名のSilent Stream of Godless Elegyからして、いかにもそれっぽいですよね。

最近は民族音楽が前面に出てきて、女性ヴォーカルが加わり、ヴァイオリンや民族楽器が雰囲気を盛り上げ、より一層知名度が上がってきたようです。
このバンドに関しては初期よりも、最近の民族音楽的の方が好きです。
民族音楽的と言っても、サウンドは厚く、しっかりとメタルしていて、ヴァイオリンなどの弦楽器がとても効果的に使われています。
他のゴシック系バンドのヴァイオリンより、民族音楽的な旋律を弾いているのが特徴のような気がします。
曲では「Slava」や「I Would Dance 」が良いですね。
民族音楽をベースにしたメタルバンドは数多く存在しますが、このバンドは個性的で気に入っています。
それにメンバーの見た目からか、知性を感じさせるバンドです。

ライヴ動画で「Slava」

続いて「I Would Dance 」

 


Ashes You Leave

2013-02-16 07:09:45 | 音楽

クロアチア出身のドゥーム系ゴシック・メタル・バンドです。
90年代から活動していて、初期は気だるい感じで歌う女性ヴォーカルをフロントにした典型的ドゥーム・メタル・バンドでした。
この時代に女性ヴォーカルを擁してドゥームを演奏するバンドはあまりいなかったと思います。
ましてクロアチアのバンドですから、間違いなく日本では無名だったはずです。

私もこのバンドを知ったのは最近で、ゴシック・テイストながら、聴きやすいメロディを歌う女性ヴォーカルにフルートが絡む最近のスタイルになってからです。
あまり信用できないブログからの情報ですが、クロアチアではけっこう人気があるらしいです。
これまでクロアチアというと、私としては紛争とミルコ・クロコップくらいしか思い浮かばなかったですが、こんなジャンルでもメジャーな人達がいるんだなと知りました。

動画で「Apathy Overdose 」と「Taints」


The Agonist (アゴニスト)

2013-02-14 05:19:05 | 音楽

カナダのデス・メタル・バンドで、女性ヴォーカルのアリッサ・ホワイトが迫力あるデス・ヴォイスとクリーン・ヴォイスを使い分けています。
歌い方からアーチ・エネミーのアンジェラ・ゴソウと比較されるようですが、こちらの方が聴きやすいです。
なにしろクリーン・ヴォイスを全くと言って良いほど使わないアンジェラ・ゴソウと違いアリッサ・ホワイトは半分位クリーン・ヴォイスで、その声はいたって普通の女性の声です。
また見た目も男勝りなパワーを強調するアンジェラ・ゴソウと比べると、あくまでも女性です。
逆にアゴニストの最大の売りは彼女の美しさとそれに反比例する強烈なデス・ヴォイスなんだと思います。
まあ、バンド全体の実力は圧倒的テクニックを誇るアーチ・エネミーが少しばかり上だとは思いますが。

曲では「Panophobia」や「Thank You Pain」が好きです。
どちらもアリッサ・ホワイトのデス・ヴォイスがふんだんに組み込まれ、演奏も文句なしです。

動画で「Panophobia」。青い髪のアリッサ・ホワイトがカッコ良すぎです。

続いて「Thank You Pain」


The Monkees (モンキーズ)

2013-02-12 05:50:21 | 音楽

70年?、イギリスのビートルズに対抗して、アメリカで結成されたポップグループです。
音楽的センスではビートルズとは比べものにはなりませんが、けっこう良い曲が多いのも事実です。
有名な「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」は、やっぱり良い曲だと思いますし、「モンキーズのテーマ」や「アイム・ア・ビリーヴァー」もなかなかです。

中学生の頃にビートルズを好きになり、ついでにモンキーズのベスト盤を買いました。
さすがにそれ以上は買いませんでしたが、ベスト盤は何度も聴きました。
ただ、作詞作曲をもやってしまうビートルズに対して、作曲家が作った曲をそれ程歌がうまくないモンキーズが歌うだけのバンドは、やはり物足りなかったですね。
まぁ、ビートルズと比較されてしまう本人達も、ありがたいのか迷惑なのか複雑だったのではないでしょうか。

動画で「I'm a Believer」と「Daydream Believer」

 


EL CUERVO DE POE

2013-02-10 07:29:30 | 音楽

メキシコの女性ヴォーカリストを前面にしたゴシック・メタルバンドです。
歪んだギター音とバイオリンに、高音域が綺麗な女性ヴォーカルとたまに男性グロウルが絡み、わりとシンプルなゴシック・メタルを演奏しています。
最近のゴシック系に多いシンセはおそらく殆ど使っておらず、バイオリンがやや低い音域を効果的に駆け巡っている感じです。
このことが最近のきらびやかな商業的ゴシック・メタルに対して、かえって本物の中世ヨーロッパ的な雰囲気を連想させてくれます。
もっとも「メタル」というだけで中世のはずはなく、近代に決まってるんですけどね。

その代表的な曲として私のお気に入りは「Mascara」です。
イントロの静かなバイオリンから女性ヴォーカルが入り、次に重々しいギター音が追加され、終盤にピンポイントで男性グロウルがかぶさるという構成は、「これぞゴシック・メタル。」と思ってしまうほど素晴らしいです。

動画で「Mascara」

そして「En el Laberinto del Nahual」