今や当たり前のようになった「女性ヴォーカルを前面にしたゴシック・メタル・バンド」の先駆者的存在です。
このオランダ発のザ・ギャザリングは日本盤のアルバムが出ていないのか、新宿・渋谷周辺のTSUTAYAなどのレンタルショップやネットレンタルでは扱っていません。
基本的にCDを買うことはせずにレンタルに徹しているのですが、ザ・ギャザリングはどこを探しても見当たらないので、仕方なく「amazon」で輸入盤を買いました。
やはりゴシック・メタルが好きならば、知らないでは済まされないバンドですからね。
このバンドはメンバーチェンジをしながら、また音楽の質を変えながらも、けっこう長く続いています。
私が興味あるのは、やはりヴォーカルがアネク・ヴァン・ガースバーゲンだった頃で、しかもデジタルサウンドが目立つ前のサウンドです。
ミディアム&スローテンポの重々しいギターリフに負けないアネクのパワーあふれる歌声は特筆ものです。
ゴシック・メタルには強力な女性ヴォーカリストが多く存在しますが、ナイトウィッシュのターヤ・トゥルネンのようにオペラティックではなく、フロール・ヤンセンのように力強く歌うわけではないのに、メタルサウンドに負けない声質は独特ですよね。
専門的にはわかりませんが、エヴァネッセンスのエイミー・リーに似ているかも知れません。
いずれにしても、このジャンルでは特別な存在ですよね。動画で2曲ばかりご紹介します。
初期の代表曲の一つ「Eleanor」。このライブのアネクが一番好きです。
ギャザリング脱退後、ウィズイン・テンプテーションと共演。シャロン・デン・アデルとアネクが歌う「Somewhere」。感動してしまいます。