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新・授業で役立つ指導の技術-57-

2023-10-30 05:15:26 | 全員参加型授業の指導技術

《 子どもを活動させたければ… 》

子どもがよく動くようになってほしいと思うのは、どの教師も考えることである。
しかし、具体的に行動に移している教師は決して多くはない。

具体的に行動するとは・・・

1 子どもの動く場を与える

話し合い活動ができるようになってほしいのなら、毎時間、話し合う場を設定しなければうまくはならない。

2 子どもに活動するための準備と本番の時間を与える

子どもが動くようになるのは時間がかかる。その時間を多めに確保すること。さらに、そのための準備にも時間を確保する必要がある。

3 子どもに活動するための道具を与える

グループで発表させるのならホワイトボードやマーカーが必要だ。
取材をするならデジカメ、手紙を出すのなら便箋や封筒、プレゼンを作るのなら模造紙やパソコンが必要になるだろう。
そうした道具がほしいときに、すぐに対応しないと活動意欲が薄れてしまう。
幅広い活動をイメージして準備しておきたい。
また、使える道具を事前に示しておくのも、子どものイメージを広げることができる。

4 子どもに活動方法を教える

情報収集のための、電話のかけ方、手紙の書き方、インターネットの検索の仕方など。また、発表するなら、司会のシナリオなど、活動の方法を事前に教えておくことが、活動を活性化させる。
方法を知ることは生きる力に直結する。
複数教えておきたい。

5 子どもに活動の具体例を複数提示する

活動事例が少ないととらわれてしまう。
しかし、多くの事例を示すと、アイデアがさらに広がるものである。

学期に1回は子どもを活動させる単元を組みたいものである。


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