あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

吉良上野介を弁護する (文春新書)

2018-12-16 05:15:10 | 歴史関連情報
12月14日は討ち入りの日。

岳 真也さんの吉良上野介を弁護する (文春新書)を紹介します。



忠臣蔵ファンの人には申し訳ないのですが、法的にいえば、忠臣蔵は、江戸時代に行われた、一種のテロ事件です。

なぜテロの暗殺犯が讃えられて、被害者が辱められるのか?

amazonの紹介文では・・・

「忠臣蔵」は歴史の歪曲、上野介こそ被害者だ!
内匠頭への賄賂の要求もいじめもなかった、上野介は浪士相手に奮戦、討死にしたなど、常識をひっくり返す刃傷事件・討入りの真実

内容(「BOOK」データベースより)

「忠臣蔵」では、浅野内匠頭と浪士たちは正義の側に立つ“善”、上野介は意地悪で怯懦な“悪”とされているが、はたしてそれは本当か?著者が丹念に史料を読み込んでみたら、内匠頭への賄賂の強要もイジメもなかった、藩同士が塩の販売をめぐって争っていたわけでもなかった、さらには「討ち入り」の際、上野介は刀を振るって戦死していた等々、世の常識をくつがえす事実ばかり。
かくして著者は結論づける―上野介こそ“被害者”だったのだ、と。


カスタマーレビューでは

何百年もの間、怯懦な悪人として蔑まれてきた吉良さん。しかし、本当にそうだったのでしょうか…。あまりに、小説などの虚構の世界に毒されてはいなかったでしょうか。あの事件は、分からないことがたくさんあります。しかし、その中から窺い知れる吉良さんの姿は…。
今のままでは、彼があまりに気の毒です。


まさにその通りです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。