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コルンゴルト作曲 交響曲嬰ヘ短調op.40

2019-12-24 11:03:44 | 音楽雑感&関連サイト
コルンゴルト作曲 交響曲嬰ヘ短調op.40

先日、音楽仲間の間で、スター・ウォーズなどの作曲者「ジョン・ウィリアムスは誰の影響を受けているのか?」が話題になりました。

私は「ホルスト、プロコフィエフ、コルンゴルト」の名を挙げました。

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897年- 1957年)は、オーストリアとアメリカ合衆国で活躍した作曲家です。

彼が9歳の時に作曲したカンタータを聴いたマーラーは、「天才だ!」と叫んだという逸話があります。

生活のために映画音楽を書くことになりましたが、そこでも、天才ぶりを発揮します。
1936年に『風雲児アドヴァース』(Anthony Adverse)でアカデミー作曲賞を受賞。1938年には『ロビン・フッドの冒険』(The Adventures of Robin Hood)で2度目のアカデミー賞に輝きます。

マーラーやリヒャルト・シュトラウスから学んだ後期ロマン派的作風を、そのまま映画音楽に持ち込んだため、この時代としては画期的な映画音楽だったと思います。大管弦楽団を使ったシンフォニックな曲は、この後のハリウッド映画のスタンダードになりました。

クラシックの作曲家が映画音楽を作曲したことが、映画音楽史に風穴を開けたのです。

1952年に作曲された「交響曲嬰ヘ短調op.40」
私は何度も聴くいい曲です。

第1楽章の入りは、一度聴いたら忘れられません。
その後は、ロマン派的な流れに引き込みます。

映画「○○」のサウンドトラックだよ、といわれたら信じそうな曲の作りです。

「あっ、ジョン・ウィリアムスだ!」と思わせるところもあります。
第2楽章のホルンからストリングスに移りハープがからむ所はまさにそのまま。(2回あります)。

ジョン・ウィリアムスがコルンゴルトから影響を受けたことがわかる場面の一つです。

コルンゴルトは、後生の作曲家に大きな影響を与えていることがわかります。



演奏: ロンドン交響楽団
指揮: プレヴィン(アンドレ)
作曲: コルンゴールト

1. 交響曲嬰ヘ短調op.40
2. 組曲「空騒ぎ]op.11

コルンゴルト 交響曲嬰へ調第4楽章 プレヴィン指揮ロンドン交響楽団
のみYouTubeに出ています。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=v-IrmtIwVUk

他はAmazonのサイトから試聴ができます。どうぞお聴きください。

YouTubeでは、他にコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲、歌劇「死の都」などを聴くことができます。



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