大切にすべきは 国民の意向、平和への願い…
首相、米国の意向踏まえ結論 普天間、与党は1月に具体案 (共同の配信記事から)
【ニューデリー共同】インド訪問中の鳩山由紀夫首相は28日夕(日本時間同日夜)、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「米国の意向を無視した与党合意はありえない」として、米国の意向を踏まえ結論を出す必要があるとの考えを強調した。来年5月とした結論の期限には、日米最終合意も含まれるとの認識を示した。ニューデリー市内での同行記者団との懇談で語った。
一方、民主党の小沢一郎幹事長は鈴木宗男衆院外務委員長との会談で、沖縄県民の感情を重視する立場から、日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に慎重な考えを表明。米国との協調姿勢を見せた首相との調整が迫られそうだ。
政府と社民、国民新両党による沖縄基地問題検討委員会の初会合では、来年1月中に民主、社民、国民新3党が移設先の具体案を提示する方針で一致。各党はキャンプ・シュワブ沿岸部以外にも候補地がないか検討を本格化させる。首相は懇談で「あらゆる可能性を検討したい。最も望ましい解決策を見いだしたい」とも述べた。
この日の政府与党協議では、平野博文官房長官が米領グアムも対象とする考えを示した。
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