福島氏、支持求める／天文館で街頭演説 2009年07月01日
握手をして支持を求める福島党首＝鹿児島市の天文館地区
社民党の福島瑞穂党首が３０日、鹿児島市を訪れた。天文館地区での街頭演説では、解散・総選挙を意識して「比例では社民に投票し、多くの議員を誕生させてほしい」と訴えた。県内小選挙区に同党公認の立候補予定者はいないが、商店街を練り歩いて買い物客らと握手して回った。
福島党首の来県は全国遊説の一環。県庁で記者会見した福島氏は「なんとしても全国で２ケタの議席を獲得したい」と次期衆院選への意気込みを語り、県内で７万票（前回約５万２千票）の獲得を目標にしたいと語った。
党県連合は鹿児島４区で民主新顔の皆吉稲生氏（５８）を推薦している。午後６時半から同市山下町の市中央公民館であった福島氏の講演会には、皆吉氏も出席。「憲法９条を守ろうという旗を民主党からも立てていきたい」と、護憲を訴える社民の姿勢との共同歩調をアピールした。
福島氏は川内原発の３号機増設問題については「原発は人の命と両立しない。県民と力を合わせて反対していきたい」と述べた。
