世界のトップモデル、山口小夜子さん死去
8月20日17時40分配信 産経新聞
パリコレクションなど世界のトップモデルとして活躍した山口小夜子(やまぐちさよこ)さんが14日午後6時ごろ、急性肺炎のため死去した。自宅は非公表。故人の遺志により、葬儀・告別式は親族のみで行った。後日「お別れの会」を行う予定だが、詳細は未定。
横浜市生まれ。杉野ドレスメーカー女学院卒。昭和47年、パリコレクションのショーでデビュー。高田賢三や山本寛斎のショーなどで活躍し、黒髪に切れ長の目というエキゾチックな容姿で、欧州に旋風を巻き起こした。52年には米ニューズウィーク誌の「世界のトップモデル6人」に選ばれ、英メーカーが「SAYOKOマネキン」を製作販売し話題となった。
また女優として映画や演劇にも活動の場を広げていった。近年は「ウェアリスト」を自称し、ファッションとダンスパフォーマンスを融合するなど自由な表現を追求していた。
山口小夜子さんが死去 世界的モデルとして活躍(共同通信) - goo ニュース
彼女を思うと、
セルジュ・ルタンス、山口はるみのイラスト、花椿、パルコ、流行通信・・・
そういうものの入った、いつもは開かない記憶のひきだしが開きます。
私の中の70年代。
当時、カッコイイ女性はたくさんいたけれど、
『日本女性』の美しさを開化させ、ぎゅっと凝縮させたような
神秘的な、氷の中の炎のような・・・
手の届かない幻影のような・・・
とてもとても美しい、「美」そのもののような方という
印象があります。
黒いアイライン×赤いアイシャドウは
無謀にも真似したこともあるけれど(髪もおかっぱストレートにして;
私のタヌキ系な顔には、あのくっきりと切れ長な・力のある目元は
再現超不可能でありました。(大汗;;;
世界で活躍しながら、アングラな雰囲気を失わず
どこか魔女のような、地球外から来たかぐや姫のような
不思議なオーラを、まとっておられました。
寺山修司作品でもその冷たい生き人形のような妖艶さで
映画のニュアンスを深めていましたが、
前衛舞踏系のパフォーマンスを一度拝見して、
うまいとかすごい、というより、
舞台にさっと流された薄墨のような、
それでいて金襴緞子と極彩色が垣間覗くような
独特の空気に圧倒された記憶があります。
一度、青山でタクシーでニアミス。
車から降りて街に消えていく姿に見とれました。
「東京に来てよかった!」と心底思った体験でもあったり。
57歳。
懐かしくどこまでも寸分なく美しい記憶を1つ1つ改めながら
ご冥福をお祈りいたします。
参考:
上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年)
馬頭琴夜想曲(2007年)
馬頭琴夜想曲 予告編
Steely Dan / Aja

そういえばもうすぐ来日しますね。
・・・って調べたら、まさに来日さ中(8/18~24)だ。
奇遇です・・・。
Billboard Liveオフィシャルサイト
■神秘的な魅力で一世風靡■(資生堂)
高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
「ミネラルウオーター」 山口小夜子さん
山口小夜子「僕のコダクローム その6」/横木安良夫HomePage
8月20日17時40分配信 産経新聞
パリコレクションなど世界のトップモデルとして活躍した山口小夜子(やまぐちさよこ)さんが14日午後6時ごろ、急性肺炎のため死去した。自宅は非公表。故人の遺志により、葬儀・告別式は親族のみで行った。後日「お別れの会」を行う予定だが、詳細は未定。
横浜市生まれ。杉野ドレスメーカー女学院卒。昭和47年、パリコレクションのショーでデビュー。高田賢三や山本寛斎のショーなどで活躍し、黒髪に切れ長の目というエキゾチックな容姿で、欧州に旋風を巻き起こした。52年には米ニューズウィーク誌の「世界のトップモデル6人」に選ばれ、英メーカーが「SAYOKOマネキン」を製作販売し話題となった。
また女優として映画や演劇にも活動の場を広げていった。近年は「ウェアリスト」を自称し、ファッションとダンスパフォーマンスを融合するなど自由な表現を追求していた。
山口小夜子さんが死去 世界的モデルとして活躍(共同通信) - goo ニュース
彼女を思うと、
セルジュ・ルタンス、山口はるみのイラスト、花椿、パルコ、流行通信・・・
そういうものの入った、いつもは開かない記憶のひきだしが開きます。
私の中の70年代。
当時、カッコイイ女性はたくさんいたけれど、
『日本女性』の美しさを開化させ、ぎゅっと凝縮させたような
神秘的な、氷の中の炎のような・・・
手の届かない幻影のような・・・
とてもとても美しい、「美」そのもののような方という
印象があります。
黒いアイライン×赤いアイシャドウは
無謀にも真似したこともあるけれど(髪もおかっぱストレートにして;
私のタヌキ系な顔には、あのくっきりと切れ長な・力のある目元は
再現超不可能でありました。(大汗;;;
世界で活躍しながら、アングラな雰囲気を失わず
どこか魔女のような、地球外から来たかぐや姫のような
不思議なオーラを、まとっておられました。
寺山修司作品でもその冷たい生き人形のような妖艶さで
映画のニュアンスを深めていましたが、
前衛舞踏系のパフォーマンスを一度拝見して、
うまいとかすごい、というより、
舞台にさっと流された薄墨のような、
それでいて金襴緞子と極彩色が垣間覗くような
独特の空気に圧倒された記憶があります。
一度、青山でタクシーでニアミス。
車から降りて街に消えていく姿に見とれました。
「東京に来てよかった!」と心底思った体験でもあったり。
57歳。
懐かしくどこまでも寸分なく美しい記憶を1つ1つ改めながら
ご冥福をお祈りいたします。
参考:
上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年)
馬頭琴夜想曲(2007年)
馬頭琴夜想曲 予告編
Steely Dan / Aja

そういえばもうすぐ来日しますね。
・・・って調べたら、まさに来日さ中(8/18~24)だ。
奇遇です・・・。
Billboard Liveオフィシャルサイト
■神秘的な魅力で一世風靡■(資生堂)
高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
「ミネラルウオーター」 山口小夜子さん
山口小夜子「僕のコダクローム その6」/横木安良夫HomePage
あんなクソミソ・ブログを見て頂いてる人が居るなんて、嬉しいです。ただ、記事は嬉しい事ではないんですが。。。
私の中では、70年代後半~80年代なんですよね。。。
勘違いさんをしていた時代って。。。。
実際にお会いした事はないですが、惜しい死で仕方ありません。
姿形のみならず、立居振る舞い、話し方など、美しいとはどういうことか、の見本のような方でした。
ご冥福をお祈りします。
パリコレの映像などでは馴染みがありましたね。
絵に描いたような風貌は憧れでした。
また一人、昭和の偉人が逝ってしまった感じ。
ご冥福をお祈りいたします。
不思議な雰囲気の人なんですね。
特に資生堂はインパクトが強かったですね。
私も見た当時、若かったからですね。
心より御冥福を祈ります。
トラバ張ってみたんだけど、よそのブログのトラバ張るの初めてなんで上手く行ったかどうか…^^;
しかしまぁ、うちのブログも検索するとヒットするんですね知らなかったw
おかっぱを追求されてるミラりん様も
女性として素敵だと思いますよー♪
山口小夜子さんはそういう影響力をもった存在でしたね。
今の時代、憧れられる「大人」が少なくなってきてる
気もします。
そういう意味で、「大人」が素敵でカッコ良かった時代を
生きられてよかった、と思うと同時に、
子どもにカッコイイ大人を見せられなくって
ガンバレ大人!!でもあります<あ、当然私も入るわけですが;
それにしても、やはりまだまだこれからやりたいことも
あった方だと思うだけに、悲しいです。
>美しいとはどういうことか
指先、唇のはしにまで、美が行き渡ってるような
存在でしたね。
そこにいるだけで空気が変わるような。
残念です。
能面のような顔、なのに、ちょっとした表情がすごく可愛い。
資生堂のCFにそういう作品もあったと思います。
あのシリーズはもう一度見たいなぁ・・・
10年程前かな?なにかの展示会で全作品を放映してて、
すっごく感激した覚えがあります。
今思えば、アパレル全般に関心を持った最初が
山口小夜子さんのモデル写真だった気がします。
彼女の時が美しいまま止まったこと、
それもある意味、伝説のように感じます。
コメント&TBありがとうございます!
本人の存在そのものがアートのような方だったと思います。
神秘的と妖艶の合間というか、どこか中性的でもあったり。
本当に年齢を超越されていましたね。
あの資生堂のシリーズの時って、23歳という計算になりますが
すごい大人に感じられた気がします。
なんだか寂しいですね・・・。
コメント&TBありがとうございます!
>アニメ「重戦機 エルガイム」のオルドナ・ポセイダルのモデルになった人
というのは、初耳でこちらもびっくりでしたです。
『エルガイム』は富野監督シリーズではリアルタイムで見た
最後なので感慨深いです(『ダンバイン』の流れで見てました)
いやいや、1つの記事からこうしていろんな派生した記憶や
情報が生まれるのが、ブログのいいとこっすね。