Blue Apartment Life

swellstore~デイリースタイルの楽しみを提案する京都のセレクトショップ。商品のご紹介や日々の出来事などなど。

定番その3。

2005年12月29日 12時33分58秒 | お店の話
はい、第3弾です。

まず。まったく本題とは無関係なんですが、昨日カニで出汁をとったおでん食べました、蝦夷鹿のソーセージ食べました、おいしかったです。毎度思うのですが料理人の方の緻密な工夫ってすごいなぁと、匙加減というやつもですよね。それに対しての幾ばくかの支払いにより我々は美味しいだのイマイチだのゴタクを並べるのですが、美味しかった場合その恩恵はハッキリと感じることが出来ます、そのまた逆も。だから出てきたモノに対しての責任の所在が明快です。転じて我々洋服屋さんも属する物販の場合。こちらの手元から巣立って行った品物に対しての自らの責任所在追及です。これを考え始めるとインザラビリンスです、出口が見つかりません、サルトルです、んんんっ!何て哲学的(ウソ)。

媒介するものは違いますが同じように趣味趣向が反映される物を売る立場として、自転車店を営む友人と時折この類の話をするのですが、物の存在に対して、

買い手のメンタリティ・癖・ライフスタイル等々、様々な条件がこれに作用→じゃあ勝手に好きなモン買ってもらえ→いやいやそれじゃあ正しい買い物が→んなら正しい買い方って何?→その正しい基準は人それぞれで→ブツブツ、ゴチャゴチャ、云々......。

というふうに収拾つかなくなるので、竜頭蛇尾、お粗末な終わらせ方でこの話題から逃亡します、お許し下さい。



そろそろ本題のswellstore的定番第3弾。泣く子も黙るTricker'sの登場です。swellstore的とはオコガマシイことで、レザーブーツの代名詞、もはや説明不要の存在感。なので今回は歴史・製法など割愛します。気になる方はブックマークのトレーディングポスト京都店からブランド→Tricker's→ヒストリーへとお進みください。
で今回お話したいことはといいますと・・・このブランドといえばカントリーシリーズ。ドレスラインもカッコイイのですが、ここも前出トレーディングポストさんにお任せします。
で、カントリーシリーズ。外羽根ウィングチップ・ギリー・サイドゴアetc...多数あります。それが近頃どうも高級靴然として扱いすぎなのでは?と思うわけです。文字通りその昔田舎道を歩くために作られた靴、泥掃けの良い様にとほどこされたメダリオン・ガッチリとしたダブルソール・丈夫なカーフレザー。先人達の運動靴と言ったところでしょうか。なのでもっと乱暴に大切に扱ってはと思うのです。ガシガシ履いてコツコツ磨く。スーツに合わせる事も一般化されてきたみたいですが、ここはやはりオシャレは足元からということでスーツには華奢なシングルソールを、カントリーはカントリーらしく。

因みに京都在住靴職人M氏は、ドロドロになる仕事中も・雨の日も・ロードバイクを踏むペダルの固定ベルトもものともせず履き続け、生き様を映し出させています(大袈裟)。僕も雨天は専らコマンドソール、泊まりの出張はダイナイトソール(コマンドよりも薄めのラバー製)。実に安心且つタフな靴です。だからガンガン履いて、もっと汚して、、え?そんなこと言うけど7万位するし・・。いやいや折角なら買った人のライフスタイルが味とならないと!何言ってんの、それは履く人の価値基準はそれぞれあって・・・。

ん?んんんっ!?デジャブ??さっきどっかで聞いたような・・・。



スミマセン、様々な自戒の念が心を渦巻きながらではありますが、今日のところはこの辺でお開きとさせていただきます。フゥ~ッ・・・。










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