いや~、残すところあと2週間。
いよいよお店の棚も空きが目立つようになり風通しが良くなって、と思ったら普通に空気が冷え秋めいてきましたね。
そこで思い出したように秋に聴いてしまう本日の5枚。
まずは
blissfulのグレイテスト。
94年のデヴューアミニルバムです、なのにグレイテスト(笑)。当時ギターポップにとって代わったスウェディッシュポップの旗手・エッグストーンの中心人物でカーディガンズのプロデューサーであるトーレ・ヨハンソン、彼ののお気に入りだったそう。因みにDMCで自己犠牲全開だった加地秀基氏もお気に入りだったみたいで、ボクも当時はヘビロテでした。エッグストーンの影響で云々と言われてましたが、技術面は置いといて楽曲自体のクオリティはこちらのほうが高いかと思われます。この手の音の良い意味で聞き流せる部分というのがあまりなく心を掴みにかかってきます、けど心地よい。
そして彼等に限らずこの辺りまでのジャケット写真はフィルムカメラで撮ってるはずなので、故意にか確信犯かどうか分からないピンボケのリアリズムが垣間見られます、そういうところも20世紀のアルバムというのは良い。
そしてそのもうチョイ前、93年の
PERMANENT GREEN・LIGHT
R.E.Mと同時期に活躍したThree O'Clock解散後にMichael Quercioが組んだバンド、因みにそのスリー・オクロックメンバーだったJason Falknerはボクの最も敬愛する抱かれても良い男(笑)。そしてザ・グリッターズとかフランキー・ヴァリー&ザ・フォーシーズンズにいたドン・シコーニが絡んでます、って全員誰やねん(笑)。まあ日本では存在価値を与えられなかったバンドですね。このアルバムは一言で片付けるとAORの匂い入りのアメリカンポップ、秋だからというニュアンスは一切無いですが、秋のふとした時間の心の余裕というのは他の季節よりスローペースになりません?そういう余裕で引っ張り出してみてまあ聴いてみようか・・・・・となる訳です、、、、、コレって薦めてるんかな(笑)
次ぎ、
hayden
Hayden - Bad as they Seem
時代はもうちょっと近づいて97年。ジャケットは絵に描いたようなアメリカのアットホームな様子ですが、作品はどっぷり真っ暗です、しかも根が深い。と言ってもトム・ヨークが訴えかける終末要素ではなく、日常の心模様に潜んでる悩みなんかをふと考える時あるでしょ?、漠然とした将来への不安とか・子供の頃にこんなトラウマを受けてそれを今の自分が冷静に分析するとか。そういう脳の裏側に張り付いた欠片をサルベージする感じ、ワザワザそんな事しなくても(笑)タイトルも「茎」・「スケート靴」・「自己への非難」・「両親の家」等々・・・・・ね、非常に写実的。坪内逍遥が現代人でギターを弾けたらこうなるでしょ(笑)しかし現代日本では田山花袋や永井荷風の如き楽曲が受けるようなので、彼等もそれ程注目されませんでしたねえ・・・・・。こうやって考えるとトム・ヨークの方が明るい人に思えてきます(笑)
アメリカ人が続いたので、次は英国マンチェスターの
doves
世紀末に発売された
Doves - Here It Comes - Video
「LOST SOULS」は紛う事無い名作であったのですが、今の気分はコッチ。
DOVES / NY
2年後の02年作品、売れた作品の後の割りに肩の力が抜けた感じがして結構好きなんです。前作は「誰がなんと言おうと俺等はこの音が好きやねん!」って頑固さがありました、彼等「サビサビ」という明らかに売れる気のなさそうなバンド名だったのですがダヴスに変えたら大ヒット。その切迫感がカッコよかったのかも知れません(笑)。しかしコレでも才能の間違いなさを見られましたので、ヤッパ本物なんだと確信しました。結構ね、視界が広がる感覚のする歪んだ音です。
最後はその英国に影響を受けた米国人の
PALOALTO
03年作品。この時期は何処でも彼処でも引き合いに出されてたのはレディオヘッドで、このライナーノーツでも多分に漏れずなのですが、レディオヘッドと言うよりむしろ、トラヴィスの気配を感じます。耽美的・叙情的な曲調の中にチョイチョイ出てくる王道ロックテイスト。ある意味ミクスチャーです。きっちりロックバンドの音なんですが、アコギ1本でイケる空気を出してます。楽曲のポテンシャルが高いのでしょうね。
Paloalto - Fade Out/In
これはシングル曲、アルバム全体のイメージよりもベタいですが。
という役に立たないご紹介でした(笑)
いよいよお店の棚も空きが目立つようになり風通しが良くなって、と思ったら普通に空気が冷え秋めいてきましたね。
そこで思い出したように秋に聴いてしまう本日の5枚。
まずは
blissfulのグレイテスト。
94年のデヴューアミニルバムです、なのにグレイテスト(笑)。当時ギターポップにとって代わったスウェディッシュポップの旗手・エッグストーンの中心人物でカーディガンズのプロデューサーであるトーレ・ヨハンソン、彼ののお気に入りだったそう。因みにDMCで自己犠牲全開だった加地秀基氏もお気に入りだったみたいで、ボクも当時はヘビロテでした。エッグストーンの影響で云々と言われてましたが、技術面は置いといて楽曲自体のクオリティはこちらのほうが高いかと思われます。この手の音の良い意味で聞き流せる部分というのがあまりなく心を掴みにかかってきます、けど心地よい。
そして彼等に限らずこの辺りまでのジャケット写真はフィルムカメラで撮ってるはずなので、故意にか確信犯かどうか分からないピンボケのリアリズムが垣間見られます、そういうところも20世紀のアルバムというのは良い。
そしてそのもうチョイ前、93年の
PERMANENT GREEN・LIGHT
R.E.Mと同時期に活躍したThree O'Clock解散後にMichael Quercioが組んだバンド、因みにそのスリー・オクロックメンバーだったJason Falknerはボクの最も敬愛する抱かれても良い男(笑)。そしてザ・グリッターズとかフランキー・ヴァリー&ザ・フォーシーズンズにいたドン・シコーニが絡んでます、って全員誰やねん(笑)。まあ日本では存在価値を与えられなかったバンドですね。このアルバムは一言で片付けるとAORの匂い入りのアメリカンポップ、秋だからというニュアンスは一切無いですが、秋のふとした時間の心の余裕というのは他の季節よりスローペースになりません?そういう余裕で引っ張り出してみてまあ聴いてみようか・・・・・となる訳です、、、、、コレって薦めてるんかな(笑)
次ぎ、
hayden
Hayden - Bad as they Seem
時代はもうちょっと近づいて97年。ジャケットは絵に描いたようなアメリカのアットホームな様子ですが、作品はどっぷり真っ暗です、しかも根が深い。と言ってもトム・ヨークが訴えかける終末要素ではなく、日常の心模様に潜んでる悩みなんかをふと考える時あるでしょ?、漠然とした将来への不安とか・子供の頃にこんなトラウマを受けてそれを今の自分が冷静に分析するとか。そういう脳の裏側に張り付いた欠片をサルベージする感じ、ワザワザそんな事しなくても(笑)タイトルも「茎」・「スケート靴」・「自己への非難」・「両親の家」等々・・・・・ね、非常に写実的。坪内逍遥が現代人でギターを弾けたらこうなるでしょ(笑)しかし現代日本では田山花袋や永井荷風の如き楽曲が受けるようなので、彼等もそれ程注目されませんでしたねえ・・・・・。こうやって考えるとトム・ヨークの方が明るい人に思えてきます(笑)
アメリカ人が続いたので、次は英国マンチェスターの
doves
世紀末に発売された
Doves - Here It Comes - Video
「LOST SOULS」は紛う事無い名作であったのですが、今の気分はコッチ。
DOVES / NY
2年後の02年作品、売れた作品の後の割りに肩の力が抜けた感じがして結構好きなんです。前作は「誰がなんと言おうと俺等はこの音が好きやねん!」って頑固さがありました、彼等「サビサビ」という明らかに売れる気のなさそうなバンド名だったのですがダヴスに変えたら大ヒット。その切迫感がカッコよかったのかも知れません(笑)。しかしコレでも才能の間違いなさを見られましたので、ヤッパ本物なんだと確信しました。結構ね、視界が広がる感覚のする歪んだ音です。
最後はその英国に影響を受けた米国人の
PALOALTO
03年作品。この時期は何処でも彼処でも引き合いに出されてたのはレディオヘッドで、このライナーノーツでも多分に漏れずなのですが、レディオヘッドと言うよりむしろ、トラヴィスの気配を感じます。耽美的・叙情的な曲調の中にチョイチョイ出てくる王道ロックテイスト。ある意味ミクスチャーです。きっちりロックバンドの音なんですが、アコギ1本でイケる空気を出してます。楽曲のポテンシャルが高いのでしょうね。
Paloalto - Fade Out/In
これはシングル曲、アルバム全体のイメージよりもベタいですが。
という役に立たないご紹介でした(笑)
秋の夜長のお供に音楽を。
俺のBMGはメタリカの新譜です(笑)。
んでは良いお年を~。