気の向くままに

KLOの風の吹くまま気の向くままの日常雑記 

奈良:今井町

2013-11-14 01:42:15 | 
シリーズでアップしている奈良旅。
今回は奈良に残る江戸の街、今井町へ。



古代の面影が色濃く残る奈良の街。
しかし前回アップした橿原神宮および神武天皇陵の近くには、
江戸の街並も残っていて、
関西の歴史的時間の奥深さを感じる。

関東には小江戸と呼ばれる川越等、
江戸情緒のある街があり、
それらを訪れると古の旅の感覚が味わえるが、
千何百年もの歴史を今に残す奈良で江戸の街を見ると、
全く古さを感じないのが不思議だ。







そんなに古い物ではないと思うが、
こういった道しるべもまた風情がある。













もともと、どこまで残っていたのかは知らないが、
近年、街ぐるみで大規模な開発が行なわれたのだろう。
江戸時代から残る街並に併せて、
歯科医の外観も、消化器の箱も、郵便ポストも、
すべて街並にあわせて造られている。

国内で、こういった街造りは、
観光地では良く見かけるが、
一般の住宅街ではなかなか見られない。
是非、一般の街もこういった精神を反映して欲しいものだ。







前情報無しで訪れた今井町は思いのほか規模が大きく、
ぎっしりと並んだ江戸の街並は圧巻。







この建物は造り酒屋だが、
全ての建物が商店というわけではなく、
どちらかというと、
一般の民家として使われているものの方が多い。







一通り一周ぐるっと見て回ったが、
画像の様に剝落した壁面や劣化した木部を持つ建物は、
ごく一部に過ぎず、
殆どの家屋は、壁が真っ白で、
木部にも殆ど痛みが見られなかった。

定期的にメンテナンスされているのか、
あるいは冒頭で書いた様に、
近年、大規模な修復が行なわれたのかはわからないが、
いずれにせよ、ちょっと造り込まれすぎた印象をうけた。

もうすこし時間の積み重ねを感じる街であって欲しくもあった。


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