飯くったか?

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バーボンストリートブルース

2011-03-04 22:06:14 | 音楽
高田渡の自伝的著書「バーボンストリートブルース」を読んだ。

かねてよりとある音楽好きから強くススメられとった本やった。

初出が2001年とのことやから、高田渡が世を去る約4年前のものになるんか。

僕が高田渡の曲を初めて聴いた時期は定かやないけど、恐らく父親が友人とカラオケで歌てた「生活の柄」が最初ちゃうかなぁ、と思う。

音楽に大して興味も無かった幼少期、彼の作品で知っとる曲ゆうたら「生活の柄」くらいやったけど、この曲はずっと頭ん中に残っとった。

中学生くらいになって、NHKのフォーク関連の番組とか父親が買ってきた「ごあいさつ」、フォークソングのオムニバスなんかで彼の他の多くの曲を知った。

実家にはいまでも「ごあいさつ」が置いてあるはず。
そもそも父が買うたもんやったけど、今となっては完全に僕が高田渡ファンになってしもたと思う。
そもそも父がどこまでこの歌い手を気に入っとったんかはわからへん。
まぁ、歳いってからわざわざCD買うくらいやから嫌いてこともないんやろけど、恐らく「なんか気にはなるんやけど、いつも聴きたいもんでもない」てゆう感じちゃうかな。


まぁ、そんな感じで子供の時分から耳に馴染ませてきた高田渡の歌声やけど、バーボンストリートブルースを読むと、彼のライブを生で観なかったことを強く後悔してまう。

音楽に取説はいらん、と思いつつも、バーボンストリートブルースを読んだ後は彼の歌も少し色が変わって、というより色の数が増えて聴こえる。


そういえば彼は映画でも音楽でも主張や現状についてその全部をまんま克明に描いてしまうんやなくて、あえて少し視点をズラして含みを持たしたような表現が好きやったらしい。

その考えはよくわかる。聴く側の勝手な想像とストーリーの脳内補完によってその人だけの曲が完成する。


あと、彼は全国を又にかけたライブ活動を死ぬまで続けとった。
彼いわく「今のミュージシャンは新譜を録音して、じゃあいっちょライブでもやるかって人が多い。僕はまずライブありきで、その合間に時間ができたら録音する。」

そんな長いライブ生活に伴い全国津々浦々を訪れ(彼はドサ回りとも揶揄)、またプライベートではヨーロッパにもよく旅へでとった彼の旅先での面白話の数々も、非常に興味深かった。

彼の旅行者てしてのスタンスはかなり僕自身も共感できる部分があった。
特に「名所旧跡よりも酒場で街や人を眺めながら、その土地の酒を飲むのが好き」ってとこはほぼ同じである笑。
ちなみに、彼は長崎が好きやったみたいで、バーボンストリートブルースの巻末辺りに彼自身が撮影した長崎の古い写真が掲載されとった。
「あみだ堂」なる仏壇屋がその看板と共にはっきり写ってたものの、さすがに正確な場所はわからんかった。
注釈によると思案橋周辺とのこと。
あみだ堂自体はまだ営業されてるみたいやけど、店舗が今も同じとこにあるんかは不明である。



高田渡の鳴らす音楽に対しては、フォークというカテゴライズがなされるんが一般的である。
が、それはあくまで便宜的なもんであって、普遍的な民衆歌という意味のフォークソングでこそあれ、いわゆる日本の「フォーク」とは全く異なるものやと思う。
やはり彼は一貫して「高田渡」というジャンルの音楽を演奏し続けた人でしょう。


まだ観てへんけど、「タカダワタル的」という映画が撮られた理由も至極理解できる。

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1 コメント

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Unknown (ぱらまた)
2011-03-06 00:37:46
「ごあいさつ」あるで

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