まひろたちが偽のチラシを配った、あの高層マンションの一室。組員を「金庫の中に発信機が仕掛けられている」と騙し、
金庫の大金を紙袋に移させることにまんまと成功する。
と、その時、貫太郎が隠し持っていた銃を振り回し、
「その金をこっちによこせ！」とわめき始めた。
これって作戦通りなのか、大金に目がくらんで裏切ってしまったのか、
観ているこちらも分からないからややっこしい。
まひろ：「袋をこっちに」
まひろ：「早く！」大金の入った紙袋を持つ組員は、
まひろの迫力に押されて、紙袋をまひろに渡してしまう。
紙袋をしっかりと抱きしめ、貫太郎を睨みつけるまひろ。
貫太郎の震える銃口は、非情にもまひろにまで向けられる。能年さんが銃を突きつけられるシーンも珍しい。
あ、切り合いのシーンはあったね。
あれもよかったけど、今後アクション映画に出るようになれば、
もっとハードなアクションだって観られるにちがいない。
今から楽しみにしているよ。
紙袋を抱いて部屋から逃げ出すまひろ。貫太郎が追う。
外廊下で言い争う声。小さな悲鳴。
そして、ほんの短い静寂の後に、少し遠くで何か重いものが落ちる音。
驚いて外廊下に出たタケさんたちが見たものは…
おい！？
嘘だろ？
ま、まひろちゃああああああああん！！！！！！！！！！！！！
