傷心ではなくて

……ちょいと日付が経ってしまいましたが……

この間にも、いろいろありました。
東京にも行ったし。
まぁ、それは別の話。


前回のエントリーがアレで、しかも付いたコメントがアレだからねぇ。
……人間、多少の浮き沈みはありますよね。
「嘘だね」は、沈みの真っ只中に書いてしまったものだから、何かもう……読み返すと恥ずかしいくらいなんだけど、まぁ、これも記念かな、と。

というのも、何だかすぐに浮上してしまったから。
他人の話を聞いて、「あぁ、なんだ。俺、何にも傷ついてないじゃない」と気づいた。
最低だけどね。
人と比べて、なんて

と、思い直した2日後に、好きな人が女の子と歩いてる現場に遭遇して、あまつさえ、「よっ」とか挨拶をし合ってしまったり……〓
女の子は、まぁ、分かり易く、ミニスカートで髪をキレイにカールさせていて、細くて猫っぽいカンジで。
ただならぬというよりも、多分そうだろうなぁ……と納得してしまうと、落ち込みもしない。
30代のフリーで健康な男の人だしね。あって然るべきだよな。

モテることも、彼女が居る時でもちょこちょこつまみ食いしていた事も、知っていたし、そんなの折り込み済みで、それでも好きで告白したんだから、今更そんなことでショックなんか受けるわけナイじゃんッ！
……て、確かに思っていたんだけど、それにしても……本当に何のショックもない事自体がショックだったりして……

まぁ、俺のじゃないからなぁ。
目撃した時に思っていたのは、俺には気付かないでぇ～！だったんだけど。
さすがに向こうの方が気まずそうでしたが。
でも、いつもの顔で会いに行っちゃったけどね。

嘘だね

何も失わなかったなんて嘘だったね。


訊けたのが金曜日の夜で、明けて土曜日には、ちょっと気が晴れたと感じていた。

うん。判っていたからね。
希望を持って縋りたかったんだけど、それが叶わないのはあまりにも明白だった。

だから、やっぱりダメをはっきりと自分に刻みたかった。

で、これからは他の人にも目を向けてみようかなぁ……なんて、ほんの１週間前までの自分の悩みは何だったんだろ？の気持ちまでなったのが、土曜日の夜。


日曜日の昼、眠りからの醒め際に口から出たのは「困ったなぁ」だった…

好きになって、お店に通ううちに仲良くなった人達とも、繋がっていられなくなるな、と思ったら。
居られないよね。
振られても、それでも好きだけど。
甘えられないよね。
俺はあの仲間に居ていい人じゃなかったんだ。



…しばらく、まぁ、メソメソしてます。
こんな自分に呆れてもいるんだけど。
しかも、妙に冷静な俺が、
「何それ？自作自演？判ってたことで何泣いてんの？ばっかじゃね？」
とか、喧嘩売ってくるんだけどさぁ～。

自分が自分に向ける嫌味って的確に地雷をぶち抜いてくれるんで、そんな言葉が浮かんだ瞬間、思わず涙が止まりましたよ

何も

訊いてみた。

結果、何も失わなかった。
結果、何も失えなかった。


そして、何も得なかった。

「友達としか……」


きっぱりとフラレなくてよかったとか、まだ余地があるかもとか、とりあえず痩せてやるッ！とか。

……確かに状況は好転していない。結局、何も変わっていない。

何やってんだか。

ファイナルアンサー？

君のコメントをもらった日から、もう随分経ってしまった。
……ずっと、考えていたよ。
ぐるぐるぐるぐる。
考えて、悩んで…ふてくされて。
ただ、好きなだけなのに。それ以外の何がいるというの？

出会いはいっぱいある。好意を受け取ることもある。
feelingなんて、正直、どうとでもなる。
私はね。

勿論、言ってることが判らないわけじゃないんだ。
頭では、判ってる。
だけど、心が拒むよ。

優しい人に出会って、好きになってもらったら、たくさん甘えさせてくれるかもしれない。
それは多分、すごく気持ちのいいことなんだろう。
頭のいい人なら、私の知らない事をたくさん知っている人なら、知的好奇心が満たされるかもしれない。
それは、成長を促してくれるかもしれないね。

心底惚れた相手がいないなら、そんな風な人を求めたっていいのかもしれない。
でも、本当に惚れてしまったら、もう他なんて見えないし、見たくないんだよ。

「恋を楽しむ」っていうのは、まだ分からないや。
……というより、苦しい恋自体を、今回初めて知ったくらいですから。

何やってたんだろうね？
今までの俺は


それでも。
次の目標は、「私のこと、どー思ってるんでしょうか？」と訊いてみることなんだ。
GWに丸の内OLに宣言したんだケド、ことごとく邪魔が入って、それどころではなくなっていて、未だに訊けてはいないんだけど。

ピリオドに、なるかもしれない。
素直にそう思っている。
状況が好転するとは、実はまったく思えてない。
だけど、好奇心かな。好きな男の言葉を聴きたい。
たとえ、心を抉られても。


…しかし、本当にいつ訊けるのかなぁ…。
そしてその後、俺はどれだけのものを失うんだろ…。