迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

民間人に死刑執行を判断させていいのか? 『落選の法相、民間人として職務…続投記録更新か』

2010年07月14日 | 政治
大臣に民間人を登用することは認められていますが、本来それは有能な民間人を大臣として招き入れるためのものであって、有権者が議員になることを認めなかった者がその職を続けることは正しいことだとは思えません。
特に法務大臣は死刑執行の判断をしたり、国外退去命令を出された外国人に特例措置で国内滞在を認めるなど、重要な判断をする立場にあるわけで、選挙民から選ばれなかった千葉が居座り続けることに違和感があります。

民主党にはやたらと殺処分をしたがる山田という農水大臣がいるので、彼に法務大臣を兼務してもらうことが適当だとボクは考えます。
落選の法相、民間人として職務…続投記録更新か
 菅首相は13日、参院選で落選した千葉法相と首相官邸で会談し、続投を要請した。
 千葉氏も受け入れた。首相は9月の民主党代表選で再選された場合、内閣改造を行う方針で、千葉氏は参院議員の任期満了(7月25日)後は民間人として職務を続けることになる。
 内閣総務官室によると、記録が残る1953年以降、現職閣僚として臨んだ国政選挙で落選したのは、千葉氏を含めて15人。このうち、落選後も閣僚を続けた例としては、53年の参院選で落選した林屋亀次郎国務相の27日間が最長だ。千葉氏が9月まで続けると、最長記録を更新する。
 弁護士出身で死刑制度廃止論者として知られる千葉氏は、昨年9月の法相就任以来、1度も死刑を執行していない。自ら主導してきた選択的夫婦別姓を盛り込んだ民法改正案は、与党内でも賛否が割れている。
 千葉氏の法相続投について、関係者からは「参院選での落選は、有権者が法相としての実績を判断した結果だ。首相が、内閣の都合で千葉氏を続投させるのは、民意の軽視だ」との批判も出ている。
 千葉氏は13日の閣議後の記者会見で、「私も(参院議員)任期が一つの区切りではないかと思う。首相にもそう伝えたが、内閣として一つの区切りまでという首相からの要請があったので、私も全うさせていただくと返事した」と述べ、本来は続投はふさわしくないとの考えを示した。
 一方、首相は13日夜、首相官邸で記者団に「議員でなくても適任者であれば大臣になれる。千葉氏は法曹出身でもあるので、十分責任を果たしてもらえる」と強調した。
(読売新聞)[ 2010年7月14日0時27分 ]