迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

早く辞めて欲しいハトってる二人 『首相官邸で“崖っぷちリーダー”対面』

2010年05月25日 | スポーツ
麻生前総理によると、「できないことを約束をすること」を「ハトる」と言うのだと新聞に書いてあったそうだ。
どちらも無能なツートップ。
鳩山の「ハトる」っぷりは枚挙に暇がないが、岡田の「ハトる」は目標がワールドカップベスト4。
固定した選手ばかりを使い続けて、控え選手すら事欠いているし、点が取れそうな気配すらない。
それなのに「ワールドカップベスト4」をぶち上げ続けて恥を曝している。
協会もさっさと監督を交代させておけばいいのに、監督を選んだ責任を取りたくないから放置したまま。
監督がオシムに替わって、知名度のある選手はいなくなったかわりに、ワクワク感のある試合が増えた。
オシム時代と比較すると、歩いている選手ばかりが目に付く。
時差のある南アフリカでのワールドカップは、リアムタイムで見る気にはなりそうもないよな、こんなクソ試合ばかり見せられたんじゃあ。
「力をください!」日本代表 0-2 韓国代表
■壮行試合の韓国戦に何を求めるべきか
 ワールドカップ(W杯)に向けた国内最後の日本代表戦。会場となる埼玉スタジアムは、あいにくの雨模様に包まれていた。ふと4年前の壮行試合のことを思い出す。ドイツ大会を目前に控えたジーコ監督率いる当時の日本代表は、2006年5月13日、ここ埼スタで壮行試合を行っている。あの時も冷たい小雨が降り注ぎ、初夏とは思えぬ肌寒さであったと記憶している。
 もっとも、同じ会場、同じ天気、同じ壮行試合でも、4年前と今とではいくつかの大きな違いがある。まず、当時はW杯メンバー23名発表の前に国内最後の試合が行われたこと。対戦相手はW杯出場国ではないスコットランドで、しかもキリンカップというタイトルマッチでもあったこと(もう1チームはブルガリア)。そして何といっても一番の違いは、当時の代表をめぐる言説は、驚くほど楽観に満ちていたことである。この試合の直前には、世界的なファッションデザイナー、山本寛斎氏プロデュースによる壮行イベントが行われ、お笑いタレントや芸能人をワイヤーでつるしてみたり、龍虎の顔をかたどった巨大な気球を出現させたりと、何とも勇壮で能天気な光景が繰り広げられていた。今にして思えば、当時の代表を取り巻く多幸感を象徴するようなイベントだったと思う。
 4年前の壮行試合と比べると、今回の場合は南アフリカに赴く23名はすでに決まっており、ファンの大半は「われわれの日本代表」に対して、気持ちを切り替えて応援モードに入っている。対戦相手がW杯出場国である韓国というのも「これから本番」という雰囲気を醸成する意味では、決して悪い相手ではないと言えよう。しかも日本にとっては、先の東アジア選手権でホームで1-3と敗れている宿敵。この試合の勝ち負けが、本大会で直接的な好影響を与えるとは思えないが、どんな形であれ5年ぶりに韓国に勝利できたなら、代表に対する冷めた空気に変化が起こることは間違いない。さすがに4年前のような熱気には届かなくとも、W杯に向けて国民レベルで応援しようとするトリガー(引き金)となるのではないか。
 そこで気になるのが、この試合における岡田監督のプランである。極端な話、この試合で敗れても、もはや首が飛ぶリスクはないはずだ。東アジア選手権でも、そしてアジアカップ予選のバーレーン戦でも、いずれも進退を懸けた余裕のない戦いを強いられてきた指揮官にとり、この壮行試合は勝敗を度外視した、さまざまな試行錯誤が可能となる。問題は、この試合がW杯に向けた壮行試合で、しかも対戦相手が宿命のライバルであること。このテンションの高い状況下で、岡田監督はどんなサッカーを実現できるのだろうか。

■テーマは「どこまで韓国に通用するのか」
「韓国代表は強いチームだと思いますし、そういうチームとやる中で、われわれがチェックしたいのは2~3点あります。今までのチームには通用したけれど、韓国に対して通用するのか、そのポイントを一番重要視しています」
 前日会見で言及した2~3のポイントのうち、最も指揮官が重視しているのは、おそらく守備面についてであろう。昨年、W杯予選を突破してから、日本は本大会出場を決めているチームと5チームと対戦し、そのうち南アフリカを除く4チームからいずれも3失点を食らっている。さらに、逆転に成功したのはガーナ戦のみ。相手に先制された際の反発力の弱さは致命的と言ってよい。となると、本大会を戦うにあたっては、まず失点をゼロに抑えられるだけの強固な守備ブロックを形成することが求められよう。具体的には、4バックの前にアンカーを置くとか、あるいは守備のオプションとして3バックを試すといった奇策もあり得るのではないか――。その意味で、この韓国戦のスターティングメンバーを、私は密かに注目していた。
 果たして、この日のスタメンは以下の通り。
 GK楢崎正剛。DFは右から長友佑都、中澤佑二、阿部勇樹、今野泰幸。守備的MFに遠藤保仁と長谷部誠、右に中村俊輔、左に大久保嘉人、トップ下に本田圭佑。そしてワントップに岡崎慎司。田中マルクス闘莉王は、右もも裏が炎症を起こしていることが明らかになり、久々に阿部がセンターバックで先発出場。また、前日まで別メニューだった内田篤人に代わり、いつもは左サイドの長友が右に回り、空いた左に今野が入った。
 本職が右サイドバックである駒野友一、第3のセンターバックである岩政大樹がサブに回ったのは、確かに不可解ではある。それでも、ずっとバックアッパーに甘んじてきた阿部と今野以外は、ほぼ「いつものメンバー」と見てよいだろう。結局のところ岡田監督は、けが人以外はいつものメンバー、そしていつもの日本のサッカーでもって、スタメンに国外組8人が居並ぶ韓国代表と相対することを決意する。あくまでも「今の日本がどこまで韓国に対して通用するのか」が、この日韓戦のテーマであった。

■目的が明確だった韓国と曖昧だった日本
 韓国の先制ゴールが決まったのは、試合序盤の6分だった。遠藤の何でもないヘディングのクリアが拾われ、パク・チソンが長谷部を振り切って猛然とドリブルで突っかけてくる。すぐさま今野、遠藤、阿部、中澤と、それこそ「ハエがたかるような」ディフェンスを試みるが、韓国のキャプテンは冷静に右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。ちなみに、この試合のパク・チソンのシュートは、これ1本のみ。両チーム最多の3本のシュートを放ちながら、いずれも枠をとらえることのなかった大久保と比較すると、やはり格の違いというものを痛感せずにはいられない。
 この日のゲームプランについて、岡田監督は「前半0-0というのが目標」と考えていたようだが、そのもくろみは早々にあえなくついえてしまう。そして、序盤に先制された場合の「プランB」を持たないまま、日本は相手の猛攻に防戦一方となっていく。いつもは優位に立つはずの中盤も、この日は守備の対応に追われてまったく余裕が見られず、ボールを奪ってもパスミスしたり、あるいはセカンドボールを拾われたりして、ピンチのループ状態が続いた。時折、本田が強引なドリブルを見せるものの、そのプレーは散発的でチームとして機能しているとは言い難く、岡崎も前線でのディフェンスでは貢献するものの、ほとんど存在感を示すシーンは見られなかった。
 1点リードの韓国は、後半に入って2人の選手を投入する。このうちMFのキム・ナミルは「フォーメーションを変えるため」(ホ・ジョンム監督)であり、FWのパク・チュヨンは「(リハビリ期間があり)試合勘を取り戻すため」(同)である。いずれの交代もその目的は明確であり、後半から韓国は明らかにテストモードに入っていった。ただし日本と違って、彼らはまだメンバーを23名に絞り切っていないため(現在26名)、いずれの選手もアピールしようと必死だ。だから、その後もどんどんメンバーが変わっても、チーム力が落ちる気配は感じられない。健全な競争によってチーム全体が活性化していることが、はたから見ていても十分に伝わってくる。
 対する日本はというと、後半18分に中村俊、27分に本田、34分に遠藤と、大ゴマをどんどんベンチに下げていった。このさい配について岡田監督は「万全のコンディションではないので」と説明している。確かに中村俊はこの日は絶不調だったし、本田に代わって中村憲剛が入ってから中盤にリズムが生まれる時間帯もあった。だが、そもそもなぜ、コンディションが万全でない選手を最初からピッチに送り込むのか。むしろあえて主力を休ませて、中村憲や森本貴幸をスタメンで起用する選択肢もあったのではないか。勝利のためのプランが曖昧(あいまい)で、さりとてテストに徹するわけでもなく、どっちつかずの状態で今の韓国と対戦すれば、おのずと結果は見えてくる。結局、ロスタイムに献上したPKをパク・チュヨンに決められ、日本は0-2で完敗した。

■あまりにも不用意な「進退伺い」発言
「今まで積み上げてきたものがちょっとずつ消えてきている」(中村俊)
「あらためて、このままではいけないという気持ちになった」(本田)
「もっともっと速い選手、もっともっと仕掛けられる選手が必要だと思う」(長谷部)
 試合後のミックスゾーンからは、選手たちの焦燥と戸惑いの声ばかりが聞かれた。無理もない。国内最後の試合、そしてW杯初戦のカメルーン戦まであと3週間というこの時期に、これまで積み上げてきた「自分たちのサッカー」が、世界レベルでは通用しないという現実を突きつけられたのだから。先月のセルビア戦に大敗した際には、まだ「海外組が不在だった」というエクスキューズがあった。だが、この韓国戦の結果を受けて、岡田監督は大きな方向転換を決断せざるを得ないだろう。すなわち、アンカーを用いた守備ブロックを形成し、無失点の時間帯をできるだけ長引かせながら、カウンターアタックに活路を見いだす。そう、文字通りの「弱者の戦い」である。そこまで腹をくくった上で、まずは「初戦のカメルーン戦に勝利すること」にチームの意思統一を図る。これこそ、今の岡田監督に残された道であると私は考える。
 その意味でも、試合後の会見での「進退伺い」発言は、実に残念かつ不用意な失言であった。この発言について、あえて弁護の余地があるとすれば、岡田監督はその生真面目な性格から「1年に2回、韓国に負けて申し訳ないと思って」、その責任感ゆえに犬飼基昭会長に尋ねたところ「やれ」と言われた――という経緯を素直に会見で語ったものと思われる。結局のところ、この人は基本的にウソがつけない人なのである。ただ、その実直さが、時に他者の気持ちを必要以上に傷つけることも少なくない。
 2月の東アジア選手権で中国に引き分けた際、代表戦のファン離れが進んでいることについて「お客さんのことに関しては、そこまで背負い切れない」と語ったことがあった。この発言も物議をかもしたが、今回は「代表がどんな状況にあっても、ここまで来たのだから最後まで応援しよう」というファンの心を逆なでする内容であった。たとえ、ある種のパフォーマンスであったとしても、あまりにもタイミングが悪すぎたと言わざるを得ない。この雨の中、スタジアムに駆け付けて声をからして声援を送った約5万8000人のファン。そして、さまざまなリスクを承知で南アフリカに向かおうとしているサポーターたち。そうした人々の想いを、岡田監督はどのように感じているのであろうか。
 帰宅後、カバンからPCを取り出すと、青いタオルがはらりと落ちてきた。受付でもらった、JFA(日本サッカー協会)のエンブレムが描かれた小さなタオル。よく見ると、そこには「私達に力をください!! 岡田武史」という直筆が印刷されてあった。何ともいえぬ、深いため息がもれる。なぜ岡田監督は、自らの言葉で、ファンやサポーターに「力をください!」と言わないのだろうか。たとえ壮行試合で韓国に敗れても、指揮官が堂々とスタンドに向かって訴えたならば、きっとブーイングではなく「オカダタケシ」コールが沸き起こっていただろう。なぜなら、W杯は監督や選手やスタッフのみならず、国民の総力を挙げて戦うものだからだ。その事実は、ほかならぬ岡田監督自身が、最もよくご存じだと思うのだが。<了>
5月25日 11時06分配信宇都宮徹壱(スポーツナビ)

首相官邸で“崖っぷちリーダー”対面
 キリンチャレンジ杯2010(24日、日本0-2韓国、埼玉スタジアム2002)サッカー南アフリカW杯への壮行試合を兼ね、韓国代表(FIFAランク47位)と対戦した日本代表(同45位)は、0-2と完敗。責任を感じた岡田武史監督(53)は試合後、日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺ったことを告白した。犬飼会長は続投を指示したが、26日未明の日本出発を直前に、指揮官が自信を失う非常事態で、目標の4強どころではない。
 岡田ジャパンは25日午後、首相官邸を表敬訪問。岡田監督、日本協会の犬飼会長、中村俊、中沢、遠藤が出席し、鳩山由紀夫首相と面会する。ともに支持率急降下の“崖っぷちリーダー”の対面。励まし合うのか、慰め合うのか…。
5月25日7時51分配信 サンケイスポーツ