迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

IPO神話の崩壊か?

2006年11月07日 | 
ちょっと前まではIPO(新規公開株)といえば、当たれば儲かる宝くじのような存在でした。
1銘柄で車1台分儲かるなんてことも実際にありました。
でも、そんな夢のようなお話も終わりに近づいているようです。

14日に東証1部に上場するあおぞら銀行(8304)は、公開株数が615,809,000株(1,000株単位)という大型株。
売出し価格が570~610円という範囲の下限価格で決まったことで、あやしい雲が出始めた。
通常、売出し価格は上限価格で決まることが恒例化している。下限価格で決まったということは予想よりも安く買えたはずなのに、それよりも疑心暗鬼のほうが強くなってしまった。
そんな不安心理をさらにあおったのが、証券会社のIPO抽選に際しての補欠当選者の乱造。
それほどまでに人気がないのか、ということで当選してもキャンセル者が続出。
かくいう我が家とその周辺でも、4人全員が当選するという事態を前に、キャンセルを決断。

新規公開株に関しては、公募で引き受けた株主の殆どは公募株価で買いたいのではなく、初値売りしたいだけなのです。
実際、初値売りしておけば損することはほとんどなかった。
でも、最近は初値が公募価格を下回るケースが続出し、IPOが当たれば儲かるという時代は過ぎて、しっかりとした銘柄選択が必要になってきたということです。

それでは、なぜ初値買いをするのかというと、初値で買ってもそれ以上に値上がりするケースが多かったから。
初値がついた以降はジジ抜きをしながらのチキンレース。
ババ抜きならカードを引いた時点で外れがわかるけど、ジジ抜きは最後までわからない。
初値で買って値上がりしても売らずにじっと待つ、そうやって儲かるかもしれないし、アッという間に値下がりするかもしれない。
売り時を間違えると、持ったまま塩漬けということもあります。

14日に結果が出たらお知らせします。