迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

将棋 瀬川さんのプロ入り挑戦

2005年11月07日 | 社会
将棋界ではアマチュアの瀬川さんがプロ入り試験を受け、規定の3勝をあげて無事合格した。
瀬川さんはプロを目指していたが、三段リーグを勝ち抜くことができず、年齢制限(満23歳<※2003年度奨励会試験合格者より満21歳。>の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。ただし、最後にあたる三段リーグで勝ち越しすれば、次回のリーグに参加することができる。以下、同じ条件で在籍を延長できるが、満29歳のリーグ終了時で退会)により退会。
その後、プロを相手に7割以上の勝率をあげていたことで、プロ入り試験を受けることが許可されたという経緯がある。

昨夜や今朝のテレビでもこの話題に触れており、その中で年齢制限を撤廃すべしという意見があったが、私はやはり年齢制限はあったほうがよいと思う。
そもそも年齢制限を設けたのは、プロ入りできなかった場合、あまりにも年をとってしまってからでは社会復帰ができないことを考慮したため。
かつての年齢制限は30歳までだったのだ。

将棋界だけでなく、司法試験でも同様のケースが見られる。
司法浪人で30歳を過ぎても司法試験を受け続け、一生を棒に振ってしまうというもの。
そのため、現在は司法試験の受験回数を制限するようになっている。

目標に向かって挑戦することも大切だが、潮時というものを学ぶことも大切なのではないだろうか。
などと、お前には言われたくない・・・・、よね。

付け加えておくと、瀬川さんのプロ入りはフリークラス編入なので、今のままでは10年間の期間限定。
*フリークラス棋士のC級2組昇級・復帰規定
a 年間対局数が30局以上で勝率6割以上
b 良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上
c 年間対局数が40局以上
これをクリアできないと、10年後には現役引退しなければならなくなる。