迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

IPOも見極めが必要です

2005年10月28日 | 
10月20日の日記でIPOバブルの終焉か?と書きましたが、どうやらその通りになりつつあるようです。
21日のオハラ(5218)は公募価格と同値での寄り付き。その後値上がりしましたが、IPO当選は寄り付きで利益確定すればノーリスクで儲かるという時代が終わったのです。
25日の東京スター銀行(8384)は初値が公募価格割れ。結局、公開日に一度も公募価格に届かず、大引けにかけてはさらに値を下げて引けました。
このことによって、長きに渡って続いていたIPOバブルが終わりを告げたといえるでしょう。

週刊誌(週刊朝日だったかな?)にもIPO申し込みについて紹介されていましたが、とりあえず公開価格の上限で申し込みをして、当選したら払い込みをするようなことが書いてありました。
この週刊誌の発売日は東京スター銀行の公開日だったので、読者に実害はなかったのですが、同じ手法を11月17日公開のSUMCO(3436)で実行すると危険が伴うと思うのです。
SUMCOの公開株数は436,200単位。東京スター銀行の公開株数が198,503単位と非常に多かったのに、SUMCOはその倍以上もあるのです。
業種が金融と半導体用シリコンウェーハ等の開発、製造・販売と違うため一概には比較できませんが、IPOは需給関係が第一なのでかなりの不安材料です。

従来のIPO申し込みは当選することが全てだったので、公開価格の上限で申し込みをすることが常識だったのです。しかし、今回のSUMCOのIPOは公開価格が適正に決まるようにするため、公開価格の下限で申し込みをしようと思っています。
公開価格の下限で申し込みをするということは、それ以上の公開価格となった場合、申し込みをすることが出来なくなってしまうのですが、私としてはSUMCOのIPOは見送りなので申し込みできなくてもよいのです。

ということで、IPOも見極めが必要になったことをお伝えしたかったのです。