オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

SpaceShip2初飛行・追

2010-03-25 | 航空宇宙

民間宇宙旅行船、米で初の試験飛行 母船に抱かれ3時間    2010年3月23日11時9分

 【ロサンゼルス=堀内隆】世界初の民間宇宙旅行船「VSSエンタープライズ」とその母船が22日、米カリフォルニア州で初の試験飛行を行った。宇宙旅行を企画するヴァージン・ギャラクティック社が発表した。この宇宙旅行船は、高度約15キロで母船から切り離され、ロケットエンジンの力で高度約110キロまで上がる計画。この日は母船につながれた状態で3時間弱飛行し、民間旅客機の飛行高度を超える高度約13.7キロまで上昇した。今後2011年にかけて段階的な試験飛行で、実際の運航形態に近づけていく。 
 Asahi.com
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昨年の公開より(ベンチャーとしては)時間がかかりましたが、VirgineのWhiteKnight2に抱かれたまま初飛行に成功です。このまま順調に宇宙に飛び出して欲しいですね。この飛行機で最大の注目はCFDをメインに設計された空力設計がうまくいくかということです。WhiteKnightの時は大成功でした。しかし、それでも1度キリモミ状態になり危なかった時がありました。SpaceShip2では、途中で設計変更を行い、形状が全く変わりました。NASAのダイナソアそっくりになりました。超音速風洞試験の裏づけのある形状に切り替えたということでしょうか。そのドライな行動に驚きましたが、はたしてうまく行くか?日本人には、こういうギャンブルは向かないかもしれません。それにしてもF1と並行してCFDのみで開発するプロセスを確立しようとするヴァージン(ブランソン?)の試みは、それなりの評価を与えるべきだと思います。
 それはともかく、こういう異形の物体が飛ぶ様は恐れと、未来への夢の両方を感じさせます。私が働き始めた時、人力飛行機のゴッサマーアルバトロスが、ドーバー海峡横断を成功。更に、スペースシャトルがジャンボ機の背中から離れ滑空に成功しました。どちらも異様さと希望がない交ぜになったものでした。今回、同様の感覚を思い出しました。
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 更に過去に同様の感動を与えた飛行を
     
          ゴッサマーアルバトロス
八の字飛行の成功の2年後にはもうドーバー海峡横断。グライダーの発想から抜け出す事がいかに重要だったことか。
   
   スペースシャトルがジャンボから切り離され初飛行した瞬間
それにしてもジャンボの垂直尾翼はそのまま。衝突の危険性を考えなかった筈はないのに。ジャンボのパイロットの腕の確かさ(と度胸)の素晴らしさ。
 今思い出したのですが、B-70爆撃機のコンセプト模型を見たカーティスルメイ将軍が、「3機編隊じゃないか!」と叫んだエピソードです。今回もまさに3機編隊ですね。
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