@じゃんだらりん

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戦艦

2006-02-10 | ミリタリー
昔の自分はプラモデル少年。一番好きなモデルは「戦艦」だった。その後はモデル製作はしなくなったが、モデル誌などは今でもつい買ってしまう。そもそもなんで「戦艦」に惹かれたのか。

戦艦が持つ独特の雰囲気。それは「海に浮かべるクロガネの城」といわれたとおり、その国家の力を象徴する「城」そのもののイメージ。特にそれぞれ建造技術の頂点を極めた国々ほどその造詣に色濃く現れる感じだ。今現在自分が城跡の史跡が好きなのはこの昔の原体験のせいかも。

また、今の人には「戦艦」と聞くと駆逐艦や空母やいわんや潜水艦まで「戦闘艦」として同じ船だと思うかもしれないが、それもそのはず、この艦種は1945年第2次世界大戦の終了と共に消滅してしまった。

いわゆる「戦艦大和の最後」に象徴される航空機(と潜水艦)という新時代の兵器の前に「役立たずの無用の長物」の烙印を押されて歴史から消滅したのだ。

なんとなく小型の哺乳類に駆逐された巨大恐竜を連想させて一種の滅びの美学も感じる。恐竜同様に、進化の頂点の時点で絶滅という所も共通してたりする。

■日本・・・「大和」型に極まるパコダ・マスト?と言われる日本独自の艦橋。重厚かつ華麗。ちなみに「扶桑」型は五重の塔のようなイメージだが。

■イギリス・・・「ネルソン」型、「キングジョージ五世」型
■ドイツ・・・・「ビスマルク」型、「グナイゼナウ」型
■フランス・・・「リシュリュー」型
■イタリア・・・「リットリオ」型

ヨーロッパの国の戦艦は中世の石積みの城を連想させる。イギリス、ドイツは無骨で威厳ある大聖堂って感じだが、ラテン系国家の方は華麗な宮殿っぽさ。美と芸術のお国柄だからか。

■アメリカ・・・「アイオワ」型

太平洋戦争の降伏式をやったミズーリは同型艦。機能的でスマートなマンハッタンのビル街のイメージ。機能は最新で最高のはずなんだが、なんかイメージが薄い、顔が連想できない感じ。

■ソビエト・中国・インドete・・・該当なし

当時は植民地にされてて近代化に乗り遅れたり、海軍の地位が低くてマトモな軍艦を作らせてもらえなかったりで該当がなし。ソビエトは旧式戦艦はあったが、当時のヨーロッパ流の建造方式でオリジナリティに欠ける感じ。もしもこれらの国家が列強並の国力を有し、戦艦建造に乗り出していたら、果たしてどんな「戦艦」を創っただろうか?

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