NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 代表理事ブログ

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「聞き書き」と介護民俗学

2014年07月29日 16時26分36秒 | 日記
NPOシニアSOHOでは、(独)福祉医療機構(WAM)からの助成事業を受託した。
今回で3回目。

「聞き書き」を通して高齢者の孤立防止を行う事業。
高齢者から話を聞き、文書に残す。

思いもかけないような貴重なお話。
戦争体験の貴重なお話 等々、まだまだ記録を必要としている話が非常に多いと感じる。

7月24日の朝日新聞に「民俗学からみる介護」と題して
介護に「聞き書き」を利用している元大学の先生の話が載っていた。

大学の先生を辞め介護の仕事を始めた女性。
介護する日々の中で、思いもかけないような貴重な話が聞けたという。

「介護はケアをする側、される側という関係にある。する側の方が優位に立っている。ところが、聞き書きを持ち込むと、聞く側、話す側という新しい関係が生まれる。関係は時に対等になり、逆転もする。人と人との信頼関係が築かれていく実感がある。それが結果的にケアをよくしていく。そこに意味があると思っている。」

「聞き書きを始めると表情が生き生きしてくる。いまを生きるために心のよりどころにしておられるのは、自分が一番輝いていた時代の記憶。生きていたという実感のある時代に常に意識が戻っていく。そこを思い。語ることで何とか前を向いて生きていける。」

「関心さえ持てば聞き書きの方法はいくらでもある。ビデオ映像に残したり、話を録音したり耳を傾けるだけでもいい。要は人として正面から向き合うということだから。」

「出来れば記憶は何か形に残してほしい。雑誌に書くこともあり、それは、民俗学でいう記憶の継承とも重なる。地域で伝承されてきた文化が失われていく危機感から始まったのが民俗学。形にすれば、その人が生きた証しを家族や社会に残すことができる。これを介護民俗学と名付けている。」

閉じられた感のある介護の世界にも「聞き書き」が非常に有効に働いていることを知り、驚愕でもあり認識不足でもあったと思う。

私たちのNPOでどこまでできるか分からないが、できるだけ残し伝承し、貴重な体験などをよの中に広めていければ嬉しいと痛感した。
もっと豊かな世界になって欲しい、とこの女性も言い切る。

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