シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(18) キャンセルさって、またキャンセル

2005年11月18日 | 仕事
(1)本日午前、某△△を訪問する2時間程前に、先方からミーティングのスケジュール変更の電話が入った。

もう慣れたものだが、外内業務(海外から日本への特許出願)に関与していると、スケジュール変更を先方から申し入れされることがチョクチョクある。このようなことは、内外業務(日本から海外への特許出願)で関係を持つ法律事務所から要求されたことはあまり記憶に無い。

これはもしかしたら、内外業務では日本人が米国特許事務所のクライアントであるのに対し、外内業務ではアメリカ人が日本の特許事務所のクライアントになるという事実を如実に示しているのだろうか・・・。

もっとも、今日変更を申し入れた方にも他に優先すべき仕事があるのは理解できるので、まったく嫌な気もしないし、日常的に起こることとして気軽に捉えている。

(2)そして午後、別の米国特許弁護士から電話が入った。彼はシリコンバレーから車で3時間のところに法律事務所を構えているのだが、先週末に、「自分の都合がつけば創英シリコンバレーオフィスで今日ミーティングをしたいので、できれば時間を空けておいて欲しい」とのメールをもらっていた。彼とはメールでしか連絡を取ったことがなく、面識は無い。

電話での彼の開口一番は、「やはり都合がつかないので、ミーティングはまた次回させてくれ」というものであった。続けざまのミーティングキャンセルである。

が、わざわざ電話してくれた彼の言葉には温か味があった。雑談後に本日検討する予定だった議題の話になり、大雑把ではあるが今後の方針を固めることができた。彼にも満足してもらえたようだ。

仕事でクライアントに満足して頂いたときの達成感は、日本にいてもシリコンバレーにいても同じだ。面会はキャンセルになったが、電話を切った後はすがすがしい気分だった。

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2 コメント

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一介の読者 (augie)
2005-11-20 06:56:51
綴られる安部さま、



「シリコンバレーで綴る」の新人読者ですけれど、始めまして。直接連絡を取りたいですがメールアドレスが見つからず、コメント投稿のリンクを利用(汎用、流用)させて頂きました。



コメントを読まれるのですか?バレー知財界を雑談したいだけですが。よかったらメールでご連絡ください。



augierakow73@yahoo.com
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Augieさんへ (Toyo)
2005-11-23 09:38:33
はじめまして。Toyoです。コメント投稿ありがとうございます。



Augieさんの上記アドレスにメールしてみました。パテログへの投稿コメントで自己紹介されていらっしゃいましたが、今はアメリカにお住まいでしょうか?

とりあえず、メールのご返信をお待ちしております。



ところで、私の漢字表記がちょっと違います・・・。「安部」じゃなくって、「阿部」です^^;
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