雑記帳(仮)

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個人的大作『ミシンカバー』

2021-10-02 13:29:42 | 日記
だいぶ前、安いミシンをアマゾンで購入。


そのミシンにはグレーのペラペラ不織布?のガバガバミシンカバーが付いていた。
グレー系は嫌いでは無い。
ペラペラなのもまぁいいだろう。
元々安物だ。
むしろ付いてきたことに感謝だろう。
埃除けだから、用を成しているのであればそれで構わない。
オサレさんではないから、見た目にはそれほど煩くない。
多少の事には目を瞑ろう。
だが、しかししかし、だがしかし。
ガバガバなのはどうにも気にくわない。
付属品なのにサイズ合ってないのは如何なものか。
新しく来た久々のミシンだから、せっかくだからミシンカバー作ろうかなーと思ったもののやる気が起きず早数年。
今迄も何度か思い出すも結局やらずに時は過ぎ、しかし先月か先々月ぐらいから、なぜかやる気が出て実行。
せっかくだしどうせならと、実験と不要品処分を兼ねて色々とあれこれしようかと。
そこそこ手の込んだ、しかし適当にゆるい感じな方向で。
これは個人的大作だ。
まともな手芸なんて本当に久しぶりだなーと思ったが、そういや布マスクと簡単な繕い物なら何度かやってたか。
だがまあいいリハビリだ。
神経質なので、あんまきっちりやってしまうと色々疲れて頓挫してしまうので、あまり精神的に疲れないように、なるべく楽しい範囲内で。
他人は時々、私を几帳面と勘違いするが、神経質と几帳面は似てるが別物だ。
同じく神経質な人ならば分かるだろう。

さて、まずはいらないハギレ(元布巾)をミシンで繋げて一枚にする。
これは以前、刺繍に挑戦しようとして、いらない布巾をカットしたものだったが、すぐに挫折して眠っていた物だ。
次に経年劣化な古い手縫い糸で、端を仮処理。
この手縫い糸は綿だからか(数十年物?)劣化してしまった。
強く引っ張ると千切れてしまうという致命的な状態。
しかし捨てるのも勿体ないので、しつけ糸代わりや捨ての仮処理用にしている。
しかし思ったよりも薄く感じたので、これまたいらない布巾を裏に合わせて一枚の生地にした。

次にいらない裏紙で、ハギレの縫い合わせにより出来たそれぞれの枠を適当に型取りし、土台となる型紙を作成。
場所が迷子にならぬよう番号表を作り、対応した番号を型紙に書く。
今回はこの生地に出来た枠を活用する方向で行く。




裏紙にこれまたいらないペンで候補をあれこれ書き込み、デザインが決まったら配置を決め、対応した型紙に書き写す。
ただし、デザイン上の細かな配置は仮として。
それらを切り抜き、必要に応じて厚紙を張り、さらなる型紙へと変えていく。
でもちょうどよい厚紙が無かったので、通販によって溜まっていた薄めの段ボールで代用。



丸み物は布に包んでアイロンで型付ける。

それ以外の型紙も布に合わせてそれぞれカットしていく。


しかし問題も発生。
例えば、上のデザイン(冬)と下のデザイン(夏)では背景に黒を使う。

しかしこれらに使っている色布は、以前通販で買ったハギレセットなので、色の種類はあれどもサイズは小さく枚数も一枚づつしかない。
色が被れば当然足りなくなる。
しかし冬の夜空に切り込みは入れたくない。
なので夏の足りない部分は切り抜きの残りを違和感ないような感じで適当に繋ぎ合わせ、デザイン上完全に見えないとこは更にいらない布で間に合わせ、でも結局足りなそうだったのでデザインの一部を変更し、それにより他の布を繋ぎ合わせて、どうにか対応。
ようはパッチワーク。
実情は苦し紛れであっても、そういうデザインてことにすれば問題無い。
自分一人でやる分には何をしても許される。
一人だからこその自由。
ある意味無法地帯。
創造は無限なのだ。
ああ自由って素晴らしい。

出来上がった背景はベース(大元の生地)のそれぞれに対応した場所へと縫い付ける。
背景自体はミシンを使っているが、そこへの縫い付けとベースへの縫い付けはほとんど手縫い。
今回はミシンと手縫いそれぞれを適当に組み合わせて活用する。
しかし最初の型取りがかなり適当だったのとベースがそれなりに伸縮性があって安定性に欠けるというもあり、その分背景の縫い代には余裕をもたせてはいたのだが、思ったよりも微調整が必要となり縫い付けにやや苦労した。

休みの日に少しずつ進めているので完成はまだまだ先だが、いつか完成出来たらよい。
私には大作だが、これを完成出来たなら
何か得るものもあるだろう。