すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

やさしさがたりない

2011-11-30 21:27:19 | じいとんばあ
 きつい嫁だ がいな嫁だと言われて
 それでも たった一人で介護する
 それは きれいごとじゃ終われない
 表向きの 可愛さだけでは乗り越えられない

 孝行息子はいるけれど
 口は出すけど 手は出さない
 お前に任すの一言で 妻は一人で介護する

 どんなに頑張ったって 病気もする
 どんなに気をつけたって 怪我もする

 自宅で看るって言うたじゃないか
 施設に入れるって言うたじゃないか
 何で連れて来たんぞって言わんばかりの 
 不機嫌な医師の態度
 ここは・・・救急病院じゃないのか
 怪我人や病人は連れてきてはいけないのか

 施設もスタッフが揃わない 育たない 居つかない
 だから 困難事例は敬遠される
 大変な人は 介護できない 
 動かない 騒がない 文句を言わない
 そんな人は大歓迎
 けれど 大変な人だから 家族は苦労するのだ

 やさしさがたりない
 やさしさも 口で言うほど簡単じゃなくて
 当然 自己犠牲も発生する

 だけど・・・
 せめて プロは頑張ろう
 家族っていうだけで プロ以上の苦労をするのは
 当たり前ではないと思う
 だって・・・ 誰を頼ればいいの?


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2 コメント

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これわかる!! (スーパーももちゃん)
2011-11-30 22:04:08
はじめまして。

07年から介護の仕事をしています。

母方の祖母の家が7年在宅でした。その経験が今の仕事に生きています。

なんでも長男の嫁に重圧を与える人は虫唾が走ります。

前の職場の利用者さんにそういう家庭の人がいて、そんな家庭の人は介護しないって暴言を吐いた経験があります。

嫁いびりをした人も介護したくありません。

それでもやらなきゃいけないんです。

私の言葉は言ってはいけないんですか?
スーパーももちゃん様 (すずしろ)
2011-12-01 21:51:31
訪問ありがとうございます。
深く、考えて、どうお答えしたらいいのか悩みました。
多分、真面目で正義感の強い方なのですね。お気持ち分かります。
ご家族も色々で、確かにひどい家族もいます。ただ、家庭にはその家それぞれの事情があり、私たちには分からない事も多いので、一概に間違っているとも言えません。
人間ですもの、それは違うよって叫びたい気持ちもありますが、そこはプロとして言ってはいけない言葉ではないでしょうか。
もし、本当にひどい家族だとしたら、私達はそのお年寄りのことを一番に考えて、その方のために介護すれば良いのではないでしょうか。でなければ、誰を頼ればいいのですか?もっとも、虐待なんてことでもあれば、それはそれなりの手を打たなくてはならないけれど。
長男の嫁、本当に苦労している人が多いです。夫の無理解も多いですが、決して悪い人たちではない場合も多いです。きっと、介護だけでなくすべてにおいて「お任せ」してしまう存在なのでしょう。
嫁いびりをするお年寄り。もともと仏様みたいな人で一生仏様でいる人、仏様が認知症で鬼になってしまう人、その逆で意地悪だったのに仏様になってしまう人、そして多分意地悪できて意地悪のまま終わる人。お年よりも様々です。
嫁いびりはいただけませんが、これも家庭に入ってみないと、それぞれの事情があります。それだけに「こんなにいいおばあちゃんなのに」と思っても、長年の思いからおばあちゃんを許さない嫁もいます。
もしどうしてもお婆ちゃんが嫌いなら、そのおばあちゃんからお嫁さんを解放してあげるためにも、私たちが必要です。クッションになって、いつか仲良く慣れたらいいなとも思います。
意地悪なおばあさんは嫌いかもしれません。でも、心底人間として許せないようなお年寄りは、殆どいないのじゃないかと思います。
意地悪なおばあちゃんの、いいところを探してみると言うのはどうでしょう。
介護、それも在宅介護の経験がおありなら、他人よりももっと身内の介護をするときの、辛さや重さや、思いがけない苛立ちもあったでしょう。その経験を大事にして、もう一歩踏み込んでみてはどうでしょう。
吐き出したい言葉や、我慢なら無い事は職場の同僚に打ち明け、その場で処理したほうがいいと思います。人間だから、毒を出さないと溜め込むのもいけないとは思うんです。
でも、時々、本人や家族がいないからって、酷過ぎる暴言を吐いているのをみると、辛くなります。自分でも言ってしまった時点でかなしくなってしまいませんか?悪口も笑える程度の物でないと、自分自身も傷つけます。
ごめんなさい。うまく伝えられなかったかもしれません。そして、あなたの言いたかった事をうまく汲み取ってないのかもしれません。
頑張ってくださいね。私たちが頑張らないとお年寄りが困ります。そして、私たちが自己犠牲無くゆとりある介護が出来る時代が来ればいいなと切に願います。

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