すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

疲れに堪えるやりとり。疲れで回る酒。でも、くりりんは優しい。

2016-10-20 22:31:22 | ひとりごと
 夕べの内に今夜の準備をしていたので、朝キヨちゃんは、
 「良かった~。ほんなら何も作らんでええな~。」
とご機嫌だった。
 「とにかく、忙しいけん、今夜は遅くなるけん。」
ときっちり伝えてから出勤も少し早めに。
 予定していた仕事をこなし、少しでも休みまでにある程度片付けたいと頑張ったが、20時半までやってもまだまだ追いつかず。しかし、これ以上は集中力に自信が無く、キヨちゃんの妖怪化も進むのでとりあえず置いた。
 帰りに隣を見ると、相変わらず総務部はまだ残業している。決して体力自慢が集まる部署でもないのに、大丈夫なのだろうかと心配する。
 帰ってキヨちゃんの部屋に声をかけると、開口一番、
 「何時と思うとんぞ!」
である。ワカットルガナ。けど、仕事やし。
 とは言え、他に伝えなくてはならない事があり、その話でとりあえずキヨちゃんは平常心に戻った。
 台所に行くと、私の作ったものは何一つ手付かず。何を食べたのか聞くと、暖かいご飯もおかずもあるのに、冷凍した赤飯をチンして食べたという。これ、嫁なら完璧に嫌がらせと取られて喧嘩じゃな。娘の私でもイラッとした。
 「母ちゃん、お腹も空かんし、冷蔵庫を覗く事も無い。一切見ない。」
と変な自慢をする。
 しかし、お腹空かんもんは、夜中に巻き寿司食べない。
 「冷蔵庫のぞかないと赤飯チンも出来んしね~(笑)。」
とはくりりん談。だよね。
 多分、何を食べるのにも「一緒」じゃないと美味しくないのだろうとは十分分かる。だから、無理に別の物を食べるのだろう。が、一緒に食べられるのなら、前もって作り置きして残業したりしないのだ。
 くりりんともう少し関係がスムーズなら、二人で夕飯を食べておいてもらうのだが、食べる間私の残業について、くりりんが嫌味を言われたらそれこそ「美味しくない」ので、それも頼めない。
 今日は私達のトイレを掃除して、カビがあったと嫌味を言われたらしい。断っておくが、トイレ掃除は毎日している。それこそ、キヨちゃんのトイレだって、いないときにこっそりする。というのも、座面の裏などはキヨちゃんは見えないからだ。
 掃除下手の私なので、隅々まで綺麗には出来ていないのは自覚がある。しかし、水周りはくりりんがいつも綺麗にしてくれているし、私も床や壁も定期的に拭いている。
 ただ、数日前から湿気がひどく、洗面台から水漏れした如く濡れていたので、新聞紙を敷いたばかりだ。そりゃカビるわな・・・。ちょっと忙しかったので、気づかなかった。普段、人のテリトリーに入らないくせに、こういうときに限って入り込むのがきつい。イヤ、忙しいだろうから行き届いてないだろうなと気遣ってくれたのだと分かるのだが、これも嫁だったらストレスだ。というか、娘でも十分ストレスだ。
 なんて、愚痴三昧で、くりりんが慰めてくれたけど、考えてみたらくりりんはこの前の台風以来休んでいない。くりりんこそ、忙しいのによくしてくれている。
 朝、トーストを焼いてくれる。仕事から帰ると誰よりも綺麗に洗濯物を畳んでくれている。夕飯の食器は一緒に片付けてくれる。洗濯物も一緒に干してくれる。玄関はいつだってくりりんが綺麗にしてくれる。
 くりりんがいるから私はやっていけるのだな。

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