名前を 聞かれたら
「うらしま たろう」 と、答えて しまいそうでした
何年ぶりでしょう
呑気に 電車なんかで出かけたのは… 
車窓からの景色が だいぶ 違っているんです
田舎もん みたいに きょろきょろ してしまいました あ、 リアル田舎もん かあ
自分では全然 気が付かなかったけれど 8年間も 「介護 仕事 介護 仕事…」だったから 世の中の変化なんて 見もしなかったです
その ばあちゃんが 8月8日に 亡くなりました
介護が終わって まわりの人は みんな 「ごくろうさま」なんて 言ってくれますが…
そういう問題じゃー ないです
8年間 介護を中心とした生活リズムで 日々 頑張ってきたのに、その中心部分が 抜けてしまった状態です
悲しいとか さみしいとか そういう問題でも ないです 息子が 亡くなった時も 介護中心の生活から 違う生活へ 代えなきゃならなくて そりゃー大変よ
膨大なエネルギーが必要なんです
でも 当時は若かったから 何とかなりましたが、 もう 60歳を前にして 別のリズムを作るのは しんどいですいつも 何かを 忘れているような気がして 一日中 落ち着きません
… 経験のない人には 分からないだろうなあ …
