私はベットの上に、
体を思いっきりくの字に、両膝を曲げ横になり、
その中にすっぽりとこすず（わんこ）を抱え込む。
私の腕にあごを乗せ一段と体をちいちゃく丸め、ブルブルと震え続けている。
２～３時間その状態だったと思う。
カミナリ嫌いなこすず。
鳴り続ける雷に怯え、昨年はパニック状態で過呼吸になり、
超心配をした。
昨夜はそれ程酷くはならなかったが。
３ｋしかないちいちゃな体で、恐いとも言わず、泣く事も出来ず、
一生懸命耐えている。
いつもいつも、私達を心身ともに癒してくれているのに…
こすずにとって、こんな大変な時にどうしてやる事も出来ず、
愛しさ、切なさ・・色んな気持ちがこみ上げてきて涙がこぼれる。
でも泣いていては、こすずが余計に不安になるはず。
平静を装い
ただ、私の心音を聞かせギュッと抱きしめる事だけ。
「大丈夫よ～こすずはオヘソが無いから、
此処へはカミナリさん来ないからね!!」