「変態道中蛮万歳」
探索ADV・親指姫リスペクト・危険すぎる変態ども
制作者：変態道中蛮万歳製作委員会様（公式サイト）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
9日追記：
おおぅ…一週間かけて書いた記事をアップしたその日に、シナリオ補完のあるクリア特典verがアップされるだなんて…；なんというタイミングの悪さ。
8日アップ分はDLして内容見ていたのだけど、二日連続でバージョンアップが来るとは思わなかったっす。
ということで、作者様から本編のネタバラシが出たところで、勝手な推測で的外れになってる部分を修正しときまーす。
…すごいタイトルですがネタゲーではありません。
複数の方で協力して作ってらっしゃるようですが、中心になっておられるのは「ベル菓子」や「アリスの娘」などで有名な作者様。
いつもは「美しく整った残酷物語」を「どこか冷めた視点」で創っている印象だったのですが…今回は、意外なセンで攻めてきました！
ブレないというか媚びないというか、いや今回もいろんな意味で凄いｗ
誰をとっても危険極まりないレベルの変態なのに、なんで魅力的に見えてしまうんだろうか…；
舞台は、ちょっと昔の…明治大正時代、くらいの日本？っぽい国です。
とある女学校に通う小柄な少女「親指姫」は、母親と二人暮らしのつましい生活を送っておりました。
しかし、１６歳の誕生日を目前にしたある日、何者かが押し入ってきて家に火をかけられ、親指姫は攫われてしまいます。
気が付いた時には見知らぬ家にいた親指姫。
そこにいた隻腕の青年…蟇蛙は、自分の母親が親指姫を自分の嫁にするために攫ってきた、と伝えます。
蟇蛙は一見、穏やかで賢そうな青年、妹のおたまも、人形好きな大人しい少女。
母親はどうしようもなく狂っているものの、隙を見て逃げるのは難しくなさそうに思われましたが…
しかし…蟇蛙が、親指姫の前に差し出さした食事の中には…世にもおぞましいモノが…
と、まあ、こういう感じで「親指姫」は運命に流されるまま、数々の変態どもに翻弄されてゆきます。
様々な試練を越えて、なんとか死なずにたどり着く物語の行く末は、果たして…？
ふふふふ、気になるでしょう？
主人公が、好かれて好かれて相手がオカシクなっちゃう系の話は、俗にヤンデレと申しますが。
これはもう、そのレベルじゃないんですよね～
というか、もう全員、親指姫と出会う前から十分におかしいんで…やはり「変態」としか言いようがないかもしれない。
一難去ったらまた一難のシナリオは、親指姫の不運さに全米が泣くレベル！
出会う変態は全部で5人。
みんなタイプの違うイケメンなだけに、フォローしようのない性癖が惜しい。
エンディングは、えーと…ノーマルルートで３種。トゥルー１つにバッド２つ。
恋乙女ルートはそれぞれ、清純度の白黒で2種×5人＝10種となりますー。
エンディング分岐に関係ないところでも、行動次第でこまごまとした変化があるのも見どころ。
蟇蛙の家を出るときのルートも、お母さんの最期が2種あったり、玄関から出るか裏から出るかの違いがあったりして、全部見ようと思うと案外ボリュームあると思うな～。
初版では多少のバグはあったようですが…私が一周目ノーマルエンドまでプレイした時は、特に致命的なものには当たりませんでした。
これだけ自由度と行動のバリエーションつけたゲームで、目に付くところにバグがないっていうのは、本当にすごいことですよ。
気付いたのは…黄金虫の逃げイベのときの挙動くらいかな？
でも、たしか最新版ではもう修正されているはず…
難を言えば、初版は相当重かった…ってことですね。
うちのポンコツマシンは、ちょいとグラの綺麗なゲームの場合、固まるのは珍しいことではないので…今回もこちらの機械が悪いのだろうとしか思わなかったんだけど。
今現在は軽量化の対応をとられて、だいぶ起動しやすくなったようですよ！
さてさて続きは、変態語り…
公式で、彼らの変態っぷりと趣味嗜好はまるっとネタバレされていますので、たぶん語っても大丈夫…だよね？
とりあえず、誰が一番好き、というよりも、誰が一番マシなのか！？みたいな目線になってしまうのは、どうかご容赦くださいませ。
…選べない…とてもじゃないが選べないよ（拒否的な意味で）orz
春の章は蟇蛙くん。
文学好きな書生キャラです。味噌汁飲ませて大喜びするシーンの声優さんが名演技でした。
ていうか今回は、攻略対象はもちろん登場人物全員、声優さんたちの演技がレベル高かった気がする…
おたまちゃんのおっとりした喋りが可愛かった～
蟇蛙くんの嗜好は人肉嗜食。『食べられる』のは、彼にとって愛の行為…なんですかねえ。
『好きな子を食べる』ほうでなくて、まずまず良かったかもしれない…
最初に見た時は、うわあ、と思いましたが、5人全員のエンドを見たあとだとマシな部類に見えるキャラです。
好きな子には危害は加えず、食べてしまえばもう無害…ということで、恋乙女の親指姫的には一番肉体ダメージの少ない変態かと…（精神ダメージは除く）
ちなみに、私は「目玉」が食べられません。魚の目玉、美味しいっていうんだけど見た目でムリ。
なので親指姫が倒れた気持ちがよくわかりました。
てか、なんで最初にそこの部位を選んだし！
もっと原型なくてハードル低い、耳たぶとか腿肉とかから頼むよ蟇蛙！
夏～秋は黄金虫。見た目がチャラめのイケメンです。
彼の嗜好は…足フェチ？？しかも、彼がこだわるのは見た目の美しさではなく…数！
そうね。昆虫の足は6本ですからね…；
個人的には妹のハナカナちゃんがお気に入りです。
お兄ちゃんのことを「頭おかしい」とか言ってたあたり、マトモな判断能力はありそう。
身内の情からか、いろいろ積極的に関わってもいたようですが、それは狂っているせいでなく、一座を維持するうえでそのほうが良い、という計算の上の行動のようにも思えます。
なんだかんだと親指姫に忠告もしてたし、冷徹で理性的なしっかりもの。
まあ、本当にいたらかなりキツそうなのでお付き合いは勘弁ですが、外から見ている分には、こういう子は好きですよ！
彼のエンディング、どっちも一応、親指姫ちゃんは殺されないし、幸せそうでもありますが…
結局、ここを出ては生きていけないような身体ですから、ある意味飼い殺しな気はしますよね。
冬は土竜。ソフトな印象なのに、一番ヤバい感じでした。
彼の嗜好は「少女人形」。 少女を殺して人形にして眺めて愉しむ人です。
…恋乙女エンドは、白だろうが黒だろうが変わりなく殺されてしまうので、一番選んではいけない変態といえましょう。
ロリコンでネクロフィリアで、さらにマザコンという恐ろしいコンボ…
妻はどんどん殺してしまうのに、母親は殺さないで、家族としてずっと一緒に住んでるのがモヤっとする。ていうか土竜、君は本当は母親が一番なんだろう＾＾；
（↑クリア特典で本人が語るところによると、母親は一番ではないそうです。
むしろ母親が息子にべったりなパターンだった模様）
ちなみに、この土竜母も、穏やかな優しさに狂気を孕む、良いキャラクターでした。
最後に親指姫を押さえつける姿が地味に怖い…！
土竜の家を命からがら逃げだすと、天の助けとばかりに燕がやってきます。
そこからは常夏のターン！
攻略？対象は王子と燕。
燕…見た目といい行動と言い、乙女受けする要素満載のキャラだと思います。しかし彼も変態。
実は、私が最初に到達したのはトゥルーだったので、一周目では、燕の嗜癖はあまりよくわからなかったんですよね。いや、むしろ忠臣かつ自己犠牲のヒーローだと思ったし。
なので、その後の恋乙女の燕ルートでびっくり仰天。まさかそう来るとはｗ
彼の嗜好は、ちょっとわかりにくいんですが…「命令されること」
忠臣というか………実は、どM？
これはこれで一部の女子の心を掴みそうな気もしますな…
燕のエンドは、清純だと先が見込めない終わり方なので、ぜひ心を真っ黒にしてどうぞ！
むしろ黒エンドのあと、燕にかしづかせて贅沢の限りをつくしたい…
そして最後はラスボス・王子…
もう立ち絵からして、ヤバめのニオイのする笑顔が眩しい美形さんです。
親指姫を溺愛するあまり、他人が彼女に、見ることも関わることも許せない変態。
なので、絶対に親指姫には危害は加えないのですが…
ただ、その余波はもれなく全て周囲に行くので、親指姫は周りの人々にとって死神同然という。
自分を一番に考えて他がどうでもいいのなら、何一つ不幸じゃないルートでした。
黒エンドでは、二人とも幸せそうですし；
幸い燕はなんでもできるようだし、他に誰もいない島で、王子と3人だけなら犠牲者も出ない。
むしろ親指姫的には、これが一番無難なしあわせ…なのかな？
しかし、この王子の性格だと…この時点で生き延びている黄金虫一座は、その後エラい目に遭ったのではないでしょうか…考えるとちょっと怖い。
さて、5人の変態たちから無事に逃げ切ると…トゥルーエンド。
意外な人物との再会が待っています。
しかし、それもちょっと…微妙にもにょる終わり方なのが、ホラーの鑑！
この人も謎の残る人ですよねぇ。
そもそも、親指姫の本当の親はどうしたんだろう…
王子と幼馴染で、ハァブを日常的に飲めてたってことは、そこそこ身分もありそうな感じだけれど。
（↑クリア特典では、このあたりも語られています。親指姫のお父さんとお母さんの出会いや、仕事の話なんかも）
いろいろ想像が膨らむラストでした。
ハイ・ボリュームでやりがいがあること間違いなし！
変態に抵抗がない方におすすめです＾＾
個人的に気になったのは「ハァブティ」の存在です。
オープニングで親指姫が飲んでいたのが、これですね。
花の国の特産品かつ高級品。そして…どうやら、麻薬のような効果があるらしい。
…王子のあの躁な異常っぷりは、このお茶を常用していたせいでしょうかね…
妊娠中の女性が飲むといろいろ障りもあるようで、親指姫ちゃんがやたら小柄なのは、もしかしたら生みの母がお茶好きだったりしたせいかも…
しかし、親指姫もこれが大好きで、ずっと飲んでいたようなんですが…
特に精神的なアレコレは見受けられないのが、かえって不思議に思いました。
彼女の場合、身体的な部分にだけ、影響が出たのかなぁ。
（作者様のクリア特典アップにより、いろいろ背後関係をスッキリさせていただいたので、この先の妄想語りはカットしました。✁ 全然的外れだったしね～）
探索ADV・親指姫リスペクト・危険すぎる変態ども
制作者：変態道中蛮万歳製作委員会様（公式サイト）
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9日追記：
おおぅ…一週間かけて書いた記事をアップしたその日に、シナリオ補完のあるクリア特典verがアップされるだなんて…；なんというタイミングの悪さ。
8日アップ分はDLして内容見ていたのだけど、二日連続でバージョンアップが来るとは思わなかったっす。
ということで、作者様から本編のネタバラシが出たところで、勝手な推測で的外れになってる部分を修正しときまーす。
…すごいタイトルですがネタゲーではありません。
複数の方で協力して作ってらっしゃるようですが、中心になっておられるのは「ベル菓子」や「アリスの娘」などで有名な作者様。
いつもは「美しく整った残酷物語」を「どこか冷めた視点」で創っている印象だったのですが…今回は、意外なセンで攻めてきました！
ブレないというか媚びないというか、いや今回もいろんな意味で凄いｗ
誰をとっても危険極まりないレベルの変態なのに、なんで魅力的に見えてしまうんだろうか…；
舞台は、ちょっと昔の…明治大正時代、くらいの日本？っぽい国です。
とある女学校に通う小柄な少女「親指姫」は、母親と二人暮らしのつましい生活を送っておりました。
しかし、１６歳の誕生日を目前にしたある日、何者かが押し入ってきて家に火をかけられ、親指姫は攫われてしまいます。
気が付いた時には見知らぬ家にいた親指姫。
そこにいた隻腕の青年…蟇蛙は、自分の母親が親指姫を自分の嫁にするために攫ってきた、と伝えます。
蟇蛙は一見、穏やかで賢そうな青年、妹のおたまも、人形好きな大人しい少女。
母親はどうしようもなく狂っているものの、隙を見て逃げるのは難しくなさそうに思われましたが…
しかし…蟇蛙が、親指姫の前に差し出さした食事の中には…世にもおぞましいモノが…
と、まあ、こういう感じで「親指姫」は運命に流されるまま、数々の変態どもに翻弄されてゆきます。
様々な試練を越えて、なんとか死なずにたどり着く物語の行く末は、果たして…？
ふふふふ、気になるでしょう？
主人公が、好かれて好かれて相手がオカシクなっちゃう系の話は、俗にヤンデレと申しますが。
これはもう、そのレベルじゃないんですよね～
というか、もう全員、親指姫と出会う前から十分におかしいんで…やはり「変態」としか言いようがないかもしれない。
一難去ったらまた一難のシナリオは、親指姫の不運さに全米が泣くレベル！
出会う変態は全部で5人。
みんなタイプの違うイケメンなだけに、フォローしようのない性癖が惜しい。
エンディングは、えーと…ノーマルルートで３種。トゥルー１つにバッド２つ。
恋乙女ルートはそれぞれ、清純度の白黒で2種×5人＝10種となりますー。
エンディング分岐に関係ないところでも、行動次第でこまごまとした変化があるのも見どころ。
蟇蛙の家を出るときのルートも、お母さんの最期が2種あったり、玄関から出るか裏から出るかの違いがあったりして、全部見ようと思うと案外ボリュームあると思うな～。
初版では多少のバグはあったようですが…私が一周目ノーマルエンドまでプレイした時は、特に致命的なものには当たりませんでした。
これだけ自由度と行動のバリエーションつけたゲームで、目に付くところにバグがないっていうのは、本当にすごいことですよ。
気付いたのは…黄金虫の逃げイベのときの挙動くらいかな？
でも、たしか最新版ではもう修正されているはず…
難を言えば、初版は相当重かった…ってことですね。
うちのポンコツマシンは、ちょいとグラの綺麗なゲームの場合、固まるのは珍しいことではないので…今回もこちらの機械が悪いのだろうとしか思わなかったんだけど。
今現在は軽量化の対応をとられて、だいぶ起動しやすくなったようですよ！
さてさて続きは、変態語り…
公式で、彼らの変態っぷりと趣味嗜好はまるっとネタバレされていますので、たぶん語っても大丈夫…だよね？
とりあえず、誰が一番好き、というよりも、誰が一番マシなのか！？みたいな目線になってしまうのは、どうかご容赦くださいませ。
…選べない…とてもじゃないが選べないよ（拒否的な意味で）orz
春の章は蟇蛙くん。
文学好きな書生キャラです。味噌汁飲ませて大喜びするシーンの声優さんが名演技でした。
ていうか今回は、攻略対象はもちろん登場人物全員、声優さんたちの演技がレベル高かった気がする…
おたまちゃんのおっとりした喋りが可愛かった～
蟇蛙くんの嗜好は人肉嗜食。『食べられる』のは、彼にとって愛の行為…なんですかねえ。
『好きな子を食べる』ほうでなくて、まずまず良かったかもしれない…
最初に見た時は、うわあ、と思いましたが、5人全員のエンドを見たあとだとマシな部類に見えるキャラです。
好きな子には危害は加えず、食べてしまえばもう無害…ということで、恋乙女の親指姫的には一番肉体ダメージの少ない変態かと…（精神ダメージは除く）
ちなみに、私は「目玉」が食べられません。魚の目玉、美味しいっていうんだけど見た目でムリ。
なので親指姫が倒れた気持ちがよくわかりました。
てか、なんで最初にそこの部位を選んだし！
もっと原型なくてハードル低い、耳たぶとか腿肉とかから頼むよ蟇蛙！
夏～秋は黄金虫。見た目がチャラめのイケメンです。
彼の嗜好は…足フェチ？？しかも、彼がこだわるのは見た目の美しさではなく…数！
そうね。昆虫の足は6本ですからね…；
個人的には妹のハナカナちゃんがお気に入りです。
お兄ちゃんのことを「頭おかしい」とか言ってたあたり、マトモな判断能力はありそう。
身内の情からか、いろいろ積極的に関わってもいたようですが、それは狂っているせいでなく、一座を維持するうえでそのほうが良い、という計算の上の行動のようにも思えます。
なんだかんだと親指姫に忠告もしてたし、冷徹で理性的なしっかりもの。
まあ、本当にいたらかなりキツそうなのでお付き合いは勘弁ですが、外から見ている分には、こういう子は好きですよ！
彼のエンディング、どっちも一応、親指姫ちゃんは殺されないし、幸せそうでもありますが…
結局、ここを出ては生きていけないような身体ですから、ある意味飼い殺しな気はしますよね。
冬は土竜。ソフトな印象なのに、一番ヤバい感じでした。
彼の嗜好は「少女人形」。 少女を殺して人形にして眺めて愉しむ人です。
…恋乙女エンドは、白だろうが黒だろうが変わりなく殺されてしまうので、一番選んではいけない変態といえましょう。
ロリコンでネクロフィリアで、さらにマザコンという恐ろしいコンボ…
妻はどんどん殺してしまうのに、母親は殺さないで、家族としてずっと一緒に住んでるのがモヤっとする。ていうか土竜、君は本当は母親が一番なんだろう＾＾；
（↑クリア特典で本人が語るところによると、母親は一番ではないそうです。
むしろ母親が息子にべったりなパターンだった模様）
ちなみに、この土竜母も、穏やかな優しさに狂気を孕む、良いキャラクターでした。
最後に親指姫を押さえつける姿が地味に怖い…！
土竜の家を命からがら逃げだすと、天の助けとばかりに燕がやってきます。
そこからは常夏のターン！
攻略？対象は王子と燕。
燕…見た目といい行動と言い、乙女受けする要素満載のキャラだと思います。しかし彼も変態。
実は、私が最初に到達したのはトゥルーだったので、一周目では、燕の嗜癖はあまりよくわからなかったんですよね。いや、むしろ忠臣かつ自己犠牲のヒーローだと思ったし。
なので、その後の恋乙女の燕ルートでびっくり仰天。まさかそう来るとはｗ
彼の嗜好は、ちょっとわかりにくいんですが…「命令されること」
忠臣というか………実は、どM？
これはこれで一部の女子の心を掴みそうな気もしますな…
燕のエンドは、清純だと先が見込めない終わり方なので、ぜひ心を真っ黒にしてどうぞ！
むしろ黒エンドのあと、燕にかしづかせて贅沢の限りをつくしたい…
そして最後はラスボス・王子…
もう立ち絵からして、ヤバめのニオイのする笑顔が眩しい美形さんです。
親指姫を溺愛するあまり、他人が彼女に、見ることも関わることも許せない変態。
なので、絶対に親指姫には危害は加えないのですが…
ただ、その余波はもれなく全て周囲に行くので、親指姫は周りの人々にとって死神同然という。
自分を一番に考えて他がどうでもいいのなら、何一つ不幸じゃないルートでした。
黒エンドでは、二人とも幸せそうですし；
幸い燕はなんでもできるようだし、他に誰もいない島で、王子と3人だけなら犠牲者も出ない。
むしろ親指姫的には、これが一番無難なしあわせ…なのかな？
しかし、この王子の性格だと…この時点で生き延びている黄金虫一座は、その後エラい目に遭ったのではないでしょうか…考えるとちょっと怖い。
さて、5人の変態たちから無事に逃げ切ると…トゥルーエンド。
意外な人物との再会が待っています。
しかし、それもちょっと…微妙にもにょる終わり方なのが、ホラーの鑑！
この人も謎の残る人ですよねぇ。
そもそも、親指姫の本当の親はどうしたんだろう…
王子と幼馴染で、ハァブを日常的に飲めてたってことは、そこそこ身分もありそうな感じだけれど。
（↑クリア特典では、このあたりも語られています。親指姫のお父さんとお母さんの出会いや、仕事の話なんかも）
いろいろ想像が膨らむラストでした。
ハイ・ボリュームでやりがいがあること間違いなし！
変態に抵抗がない方におすすめです＾＾
個人的に気になったのは「ハァブティ」の存在です。
オープニングで親指姫が飲んでいたのが、これですね。
花の国の特産品かつ高級品。そして…どうやら、麻薬のような効果があるらしい。
…王子のあの躁な異常っぷりは、このお茶を常用していたせいでしょうかね…
妊娠中の女性が飲むといろいろ障りもあるようで、親指姫ちゃんがやたら小柄なのは、もしかしたら生みの母がお茶好きだったりしたせいかも…
しかし、親指姫もこれが大好きで、ずっと飲んでいたようなんですが…
特に精神的なアレコレは見受けられないのが、かえって不思議に思いました。
彼女の場合、身体的な部分にだけ、影響が出たのかなぁ。
（作者様のクリア特典アップにより、いろいろ背後関係をスッキリさせていただいたので、この先の妄想語りはカットしました。✁ 全然的外れだったしね～）