岩手の野づら

『みちのくの山野草』から引っ越し

妹尾の政治運動

2017-12-05 14:00:00 | 理崎 啓氏より学ぶ
《『大凡の日々-妹尾義郎と宗教弾圧』(理崎 啓著、哲山堂)の表紙》
 さて、妹尾は新興仏教青年同盟を立ち上げ、その三大綱領の一つに「3 資本主義の改革」を掲げたからだろうか。理崎氏によれば、
 次に「仏教無産政党」の設立を提唱した。
             〈91p〉
という。そして、
 なぜ自前でなければならないのか。政友会や民政党などの既成政党は利権やポストが目的、無産党はイデオロギー中心で、人々の生活など考えていない。しかし、政党は本来人々の生活こそ第一義にすべきだと、考えたのである。
             〈91p~〉
とその理由を述べていた。
 だが結局は「仏教無産政党」を実現できなかったので、
 次善の策として、新興同盟は無産運動支援の形で政治運動を展開した。総選挙では社会民衆等応援したが…(投稿者略)…妹尾は社会大衆党に入党した。
             〈92p〉
と、理崎氏は教えてくれる。そこで私は、妹尾の性向として忍耐強さがあるということを知る。
 そしてそれに対して、賢治と妹尾はよく似ていると私は今まで思っていたが、この性向では全く二人は逆だということに気付く。賢治は天才だからだろう、熱しやすく冷めやすい傾向にあると私はかねがね思っていたのだが、やはりそのことは否めないということにだ。この10年間ほどの私の検証作業を通じて、賢治は思い立ったならば直ぐに行動に移るが大体7~8ヶ月程でそれは終わってしまう、どうも賢治は一つのことが長続きしない傾向がある。 

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