鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

銀の道

2018-04-22 | 
+++++++++++++++++++++++++++++++
鈴木信夫の詩手紙の作品から

絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流は1年が過ぎました。
このころは、ほぼ1日に1編の詩をつくっています。
詩手紙そのものや書き加えたコメントを選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
+++++++++++++++++++++++++++++++

戦後の復興のために山林が乱伐され、山が裸になってゆきました。
それに伴い水害が発生するようになってゆきました。
その対策で植えられたのが成長の早い杉です。
これが花粉症の最大の原因になったのです。

詩手紙のコメントにそのことを書いています。
「花粉症は、人間の行為の「つけ」の一つかも知れません。」


        銀の道
                              2009年2月

雨が降って
光る
銀の道
それは
すべてを映すカガミのように
街なみを
空を
光を
映し込んでる

雨が降って
光る
銀の道
それを
遠くをながめていたら
あなたの
わたしの
すべての
内側まで映してしまいそう

雨が降って
光る
銀の道
それは
すべてを映すカガミのように
街なみを
空を
光を
映し込んでる

   詩手紙2009.2.10
   

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Modern And Oldfashioned | トップ | ねじれかけのこころ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事