こんにちは。
新潟市の歯科医院 すずきデンタルクリニック 歯科医師の小野寺です。
最近はお天気の良い日が続き、先日の週末なんかは絶好の運動会日和だったのではないでしょうか。
暑くなってくると心配になってくるのが熱中症ですね。
その対策として、意識して水分補給をする機会も増えてくると思います。
飲み物の種類によってはむし歯のリスクを高めるものや、酸蝕症の原因となるものもありますので、水分補給の際の飲み物の選択には注意が必要になってきます。
「コーラを飲むと歯が溶ける」とういうのは皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
コーラなどの炭酸のジュースには500mlペットボトル1本当たり50g前後(大さじ約5杯分)のお砂糖が含まれています。これを聞くと歯が溶ける、むし歯になりやすい、というのも納得ですよね。
それでは炭酸水はどうでしょうか?
最近では健康のために日常的に炭酸水を飲むという方も増えており、お店の飲料コーナーでも色んな種類の炭酸水を見かけます。
「添加物や糖質が含まれていない」炭酸水に限れば歯科的なリスクはほとんどないと言われています。
炭酸水は容器のフタを開けて圧が解放されると、直ちに炭酸ガスが泡となって放出され、やがて弱酸の水になります。
最初の状態では酸性を示しますが、酸から弱酸になる性質が極めて強いので、エナメル質を溶かすほどの酸性は維持できないと言われています。
さらに重要なのは、唾液のはたらきです。唾液にはお口の中が酸性に傾いた際に中和する緩衝作用があります。
そのため唾液の分泌が正常であれば、炭酸水程度の弱酸であれば唾液の酸中和作用や浄化作用が速やかにはたらいて、歯へのリスクはほとんどないと考えらえます。
しかし炭酸水が歯を溶かしにくい、というのは先にもお話したように、あくまで「添加物や糖質」が含まれていない、いわゆる「無糖の炭酸水」に限ります。
フレーバーつきの炭酸水、特にレモンやグレープフルーツなどの柑橘系のものの多くには添加物としてクエン酸が含まれており、酸性度が高くなっているので注意が必要です。
炭酸水を飲む前に一度成分表をチェックしてみてくださいね。
以前にもご紹介しましたが、院内にて飲み物に含まれる砂糖の量や酸性度をまとめたポスターを掲示しております。配布用のリーフレットもご用意しておりますので、ご家族みんなで普段飲んでいるものについてチェックしてみるのも面白いかと思います。
新潟市の歯科医院 すずきデンタルクリニック 歯科医師の小野寺です。
最近はお天気の良い日が続き、先日の週末なんかは絶好の運動会日和だったのではないでしょうか。
暑くなってくると心配になってくるのが熱中症ですね。
その対策として、意識して水分補給をする機会も増えてくると思います。
飲み物の種類によってはむし歯のリスクを高めるものや、酸蝕症の原因となるものもありますので、水分補給の際の飲み物の選択には注意が必要になってきます。
「コーラを飲むと歯が溶ける」とういうのは皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
コーラなどの炭酸のジュースには500mlペットボトル1本当たり50g前後(大さじ約5杯分)のお砂糖が含まれています。これを聞くと歯が溶ける、むし歯になりやすい、というのも納得ですよね。
それでは炭酸水はどうでしょうか?
最近では健康のために日常的に炭酸水を飲むという方も増えており、お店の飲料コーナーでも色んな種類の炭酸水を見かけます。
「添加物や糖質が含まれていない」炭酸水に限れば歯科的なリスクはほとんどないと言われています。
炭酸水は容器のフタを開けて圧が解放されると、直ちに炭酸ガスが泡となって放出され、やがて弱酸の水になります。
最初の状態では酸性を示しますが、酸から弱酸になる性質が極めて強いので、エナメル質を溶かすほどの酸性は維持できないと言われています。
さらに重要なのは、唾液のはたらきです。唾液にはお口の中が酸性に傾いた際に中和する緩衝作用があります。
そのため唾液の分泌が正常であれば、炭酸水程度の弱酸であれば唾液の酸中和作用や浄化作用が速やかにはたらいて、歯へのリスクはほとんどないと考えらえます。
しかし炭酸水が歯を溶かしにくい、というのは先にもお話したように、あくまで「添加物や糖質」が含まれていない、いわゆる「無糖の炭酸水」に限ります。
フレーバーつきの炭酸水、特にレモンやグレープフルーツなどの柑橘系のものの多くには添加物としてクエン酸が含まれており、酸性度が高くなっているので注意が必要です。
炭酸水を飲む前に一度成分表をチェックしてみてくださいね。
以前にもご紹介しましたが、院内にて飲み物に含まれる砂糖の量や酸性度をまとめたポスターを掲示しております。配布用のリーフレットもご用意しておりますので、ご家族みんなで普段飲んでいるものについてチェックしてみるのも面白いかと思います。