日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

みそ同梱

2007-11-15 | 野良から

うちの米を今年初めて食べてくれた方
からのメールを転載しちゃいます。(無断)
それぞれ文中に問合せがありますが、
ここで回答させていただきます。

『ピカピカで真っ白なご飯!』こんな印象を持ちました。
とにかく美味しくて、吃驚しました。
粒もお話の通り本当に大きいです。
劇団員が事務所に立ち寄る日は『とびきりのおにぎり』と言って食べてもらっています。
今の若い人はコンビニのおにぎりがおにぎりだと思っていますから、すずき産地のお米を食べて食について考える良い機会になっています。
お米は大体、何月頃まで注文できるでしょうか?
「いつまでこのお米を食べられるのかな‥」と心配しています。
でも、毎年の季節の楽しみが出来て嬉しいです。

お米とてもおいしくいただいています。大満足です。味がよいことも何よりですが、安心して食べられるのも本当にうれしいです。
さて、そろそろお米も残り少なくなりましたのでまた、20kg玄米でお願いします。
また、HPで拝見しましたが、お味噌まだ分けていただくことが可能ですか?もし出来れば2kgほどお願いいたします。

米の供給は、
次の新米ができるまでをめざしています。
現実には06年産のばあい、
夏から早稲収穫まで1ヶ月ちょっと空いたかな。
07年産も同じような感じか、ちょっと少ないか・・・

味噌は、
昨年の春に仕込んだものです。
まったくの手前味噌なので、
お口に合うかはわかりませんが、
とりあえず米の箱に同梱します。
袋が破れないかと心配しつつ・・・
というのが、きょうの写真。

 


皆殺し

2007-11-14 | 野良から

写真は、
侵入口」「逃走痕」とたどる前に見た現場。

おすすめはしないけど、
クリックすると大きくなります。

首のない死体もたくさんあります。
襲われたのは、
純国産の鶏」「さくら玉子」と紹介した鶏。
仮住まいの隔離舎から、うちの鶏舎に移動
させようと思っていた矢先の被害。(手遅れ)
3つの枠に分けて飼っていたうちの、
1枠分が全羽やられてしまいました。

 


宇宙からの視点

2007-11-10 | 子育ち

きのう、私の出身高校で
創立80周年の記念式典があったとか。

現在、同校に通っている次女によれば、
そのプログラムの中に、
ある宇宙飛行士氏の講演があったそうで、
聞いてきた次女いわく、
「宇宙を見てきたくせに、視野が狭い」
だと。
たとえば、
「地球がダメなら月に住めばいい、とか
勉強は何のためにするのかというと、
社会に適応するためって、迷いもなく
断定しちゃってるんだよ。やだぁ~!」
だと。
誰の講演かは、いちおう伏せておきます。

あ、写真は擬似宇宙空間?
本文とは、あまり関係はありません。

 


さくら玉子

2007-11-08 | 野良から


純国産の鶏」のつづきです。

写真は、
向こう側の赤玉が今までのうちの玉子。
手前2列が新しい「さくらたまご」です。

で、下記。
たまご新聞」から転載です。

 さる7月、知人を介してお話があり、日立のほうで養鶏をやっている人が規模を縮小するので、ヒナのもらい手を探しているとのこと。「1ヶ月もしたら産卵を開始するよ」というくらいに成長した、いわゆる大雛(だいすうorおおびな)でした。
 他から大きな鶏を導入することは、病気を持ち込むリスクなどがあって慎重になるところです。
 たまたま前月、友人が養鶏経営を断念し、その鶏舎が空いていました。もともとうちの畑で、少し離れた場所に建っているので一定の隔離飼育にはなるかと思い、いただいてきました。70羽くらいだったかな。
 じっさいに訪ねてみたら、その農場は、いわゆるケージ飼いで、鶏も白色レグホンみたいでした。単純にそれだけなら、うちのような自然卵養鶏には適さないからと、お断りするところです。が・・・
 ヒナの種類を確かめたところ、「360」だというのです。その番号には聞き覚えがありました。かつて養鶏を始めたばかりのころ、一度だけ「130」というヒナを入れたことがありました。
 いずれも、前号で紹介した唯一の純国産、後藤孵卵場から供給されいる鶏種の呼び名です。それなら試しに飼ってみたいと思ったしだい。
 現在では品種改良もすすんで、それぞれ「交配種さくらN E O 」「赤玉鶏もみじ」と名付けられていることは、今回ネットで調べてわかりました。うちに今いるのは白い鶏で「さくらたまご」を産むほうです。
 引っ越してきてからの波乱を一つだけ紹介すると・・・
 それまで食べていたのは、農協から購入する袋詰めの飼料で、嗜好性も栄養もたっぷりの配合飼料です。これに対して、うちで食べさせているのは米ヌカやクズ麦、そして野菜類など「粗末」な原材料を自家配合した発酵飼料。
 お口に合わなかったようで、いくら与えても、さっぱり食べません。それが何日もつづいて、日に日に鶏は小さくなっていき、そのうち死んでしまうのまで出てくるではありませんか。やむをえず、友人が残したトウモロコシや魚粉をトッピングしてみたりと、ちょっと「贅沢」をさせたりもしました。
 そんなこんなで少しずつ慣れてきて、もうすぐ3ヶ月。ようやく玉子を産みはじめました。
 というわけで今後、少し白っぽい、いぇ「さくら色」の玉子もお届けすることになると思います。飼料も種鶏も「国産」の玉子ということでご賞味いただければ幸いです。


 


寄らば憲法

2007-11-06 | 考える

田んぼはほっといて、
きのうは隣の高萩市、きょうは北茨城市内、
「9条まもろう」と宣伝カーを走らせました。
中心的に参加したFさんは岩手県の出身で、
今回、
同郷の小沢センセの騒動はショックだった?
でも、曰く
「首相も野党第一党の党首も責任放棄して、
日本はどうなっちまうのかと心配もしたけど、
憲法がゆるがなければ大丈夫と気づいたよ」

 


刈り上げ

2007-11-04 | 野良から

6/287/19/189/2710/24と、
まばらに紹介してきた憲法の田んぼです。
コンバインの故障もあって手間どったけど、
文字を残してコシヒカリが刈り終わりました。
あ、まだモチ米とか古代米とかは残ってます。

きのうもこの田んぼで作業してました。
通りがかる何人もが声をかけてくれて、
そのたび稲刈り機のエンジンを止めて・・・
まぁ、本望っちゃ本望なんですけどね。
“詳しくはWebで”なんちゃって、URLを
書いたチラシでも用意しといたらよかったかな。

 


たじろぎ

2007-11-03 | 野良から

コンバインの刈取り部の上、繰り上げ部
をはずしてきて、裏返したところです。
写真上のほう、
黒いシャフトが軸から曲がって見えます。
2cm径ほどの鉄棒が折れちゃってるのです。
交換すべく、農協へ飛んで部品を注文し、
分解図面もコピーしてもらってきました。
というところで、立ちつくしたというか、
重修理を前にして、たじろぎを感じたのは、
疲れがたまってるんかなぁ。

 


純国産の鶏

2007-11-01 | 野良から

一般に、羽の色が赤い鶏からは赤殻、
白い鶏からは白殻の卵が産まれます。
写真は、中央の白い雄鶏をはさんで、
左が外国産の赤鶏。右の純国産の鶏。
という話の、きょうは前段。

たまご新聞」からのネタなんだけど、
UPが追いつかなかったというお家の事情で、
1ヶ月くらい遅れての転載です。

 本紙No.421(昨年7月)の2つめの記事の冒頭・・・
“毎週お届けしている玉子の親たちは、じつはデカルブ社というヒナ会社の製品です。同社は、これまで世界最大の穀物メジャーであるカーギル社の傘下でしたが、このごろドイツのほうに売却されたそうです”
 という情報には、じつは続きがありました。この外国産の親鶏を日本に輸入している商社は、かつては日本人がオーナーだったのが、すで引退しちゃって、その資本は中国人の金持ちの手に渡っているそうです。
 いまは日本向けに輸入販売の業務をしているけど、これから中国国内で卵の消費量と購買力が高まれば、はるかに市場としては大きいので、いつでもそちらに振り向ける可能性はあるわけで、そのとき日本の卵事情はどんなことになるのか・・・
 というような実態はマスコミでは報じられないし、だから考えたことのある人もいないと思うので、参考までにお知らせしておきます。
 で、ここからが今週号の本題。
 まず大雑把にまとめてみると・・・
 日本人は平均して毎日1人1個の卵を食べています。マヨネーズなどの加工食品には輸入品も使われているようだけど、基本的には卵は国内産です。1日に1億個が消費・生産されていることになります。
 鶏は、毎日1個ずつ卵を産みます。ということは、日本には卵を産むための鶏(採卵鶏)が、約1億羽飼養されているわけです。
 ふつうの鶏は1年くらい卵を産んで働くと、後は廃鶏として処分されます。その分を補充するために、新しいヒナを毎年1億羽ずつ供給する体制が必要になります。
 で、そのうち国内産の親(種鶏)から生まれるのは6%、つまり600万羽しかないというのが記事の意味するところです。
 そして、その純国産のヒナを生産・出荷しているヒナ会社は、たった一社。岐阜県にある「後藤孵卵場」というところです。・・・あらら、紙面がつきちゃった。

というわけで、つづきは後ほど