日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

偽装は偉業!?

2006-06-15 | 考える

きのうのNo2198の続報というか、詳報のようなものです。
下記は、「たまご新聞」417(「野菜だより」788)からの転載。

 農業は、もう何十年も前から産業としては「負け組」かな。そして、その基準に従うなら「勝ち組」というのは、法律をつごうよく変えることまでして、あぶく銭を小器用に増やす人たち。それが今の日本という国の形だと、今度は天下の日銀総裁が示してくれました。
 とにかく上から下まで、誇りを投げ捨てた金儲けばかりが横行している現実。たとえば今、里美村に住んでいる友人N氏が首をつっこんでいる、あるタクシー会社をめぐるドキュメントもその一例か…
 1月、A社というタクシー会社が「廃業」しました。会社のいっさいは、G社が譲り受けましたが、登記の書き換えは5月にずれ込みました。これによって消費税を逃れることができました。
 いっぽう、働いていた運転手には離職票が発行されたのみで、退職金も解雇手当も支払われません。ただし一週間後、つまり職安で「失業」が認定されたら、G社として再雇用(面接を経て新規採用)だそうです。
 雇用保険の期間を残して再就職した人には、残日数×日額×1/3の一時金が国庫から支払われます。さらに事業者には、雇用される人が高齢者だったばあい1人5万円の補助金が交付されるなどの優遇措置があります。
 と、まぁ村上某やら福井センセなどとは桁はちがうけど、みごとな「勝ち組」ぶりではありませんか。そのうえ、タクシー業界を管轄する陸運局のOBがG社に天下っているときては、小泉政治をよくよく学んでいます。
 というような実態を、陸運局と職安に告発してきたN氏が撮った写真が右。もう一枚の大きなほうは説明なしということにしておきますが、これを見てN氏ときたら「頭隠して尻隠さずでなくて、♪黄色いアンヨガ見えてるよ~♪」と歌い出しちゃいました。なんでかなぁ。
 最後に余談だけど、キーボードで「ぎそうはいぎょう」と入力して漢字変換したら「偽装は偉業」だと…パソコンまでコイズミってるんかぁ!?

(転載ここまで)

上記転載文中、N氏ことなかちゃん氏のブログは → こちら

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1 コメント

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負けるが勝ち? (ふうたろう)
2006-06-16 01:29:21
 最近、この手の「負け組」がむしろ「勝ち組」に見えてきます。一方、本当に、村上氏やホリエモンが「勝ち組」なのかなと思ってしまいます。「勝っている」ように見えて、心は荒廃。これって、「勝ち組」なのかなぁ…。本当に人生で勝ちたい(幸せに、豊かに生きたい)と思ったら、あの選択はありえないんですが、僕なんかは。

 見よ、あの6年生の彼の笑顔を!あ、最近12歳になったんですよね?そういえば。おめでとうございます。
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