日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

光らないけど

2007-01-12 | 食べる


今週の「たまご新聞」からの転載です。

「ヨード卵“ナントカ”」って商品が市販されています。
たしか1個50円くらいかな。一般の卵が1個10数円とすると、
ざっと4倍の値段です。
ただし、
そんなに生産コストに差があるわけではなく、
たとえば現在の半値以下でも十分に儲けはあるらしい。
でも、
その値段だったら今ほどには売れなかったはず、
とは業界関係者の見立てです。

単純な話で、
鶏にヨードの多い飼料を与えると、
それが卵に移行するだけのことだそうです。
飼料に色素を添加すると、黄身の色が濃くなる
のと似たようなものかな。

さて、
前に紹介した「浜通り健康な玉子の会」。そのメンバーで、
いわき市久ノ浜で自然養鶏に取り組んでいるTさんが、
日立のほうへ行くついでにと立ち寄ってくれて、
たくさん手に入るという“刻み昆布”を持ってきてくれました。
それがきょうの写真。
これを少しずつ水でふやかしておいて、
飼料配合のさいに混ぜるようにします。
というわけで、
すずき産地の玉子。しばらくの間、
光らないけど“ヨード卵”となりそうです。
ちなみに、
たしかにヨードは人体に必要なミネラルですが、
日本では海草や魚介類をよく食べるため、
ふつうの食生活で不足することはまずありません。
って、
それを言っちゃあ台無しだよねぇ(^^;

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