日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

長丁場

2006-07-24 | 神没鬼出

写真は、茨城県庁の11階です。
茨城共同運動」が取り組む対県交渉・懇談に参加してきました。3日間、のべ18時間にわたる県庁各部局との交渉・懇談です。
今年で3回目だけど、昨年は北の彷徨と重なって不参加。一昨年の報告は → こちら

事前に要求書を提出して、文書で回答をもらい、それにもとづいての懇談という段取りです。
その回答文書のなか、たとえば
少人数学級の実現を要求する項目についは、次のような文言に驚かされました。

小学校3年生以上につきましては…(中略)…少人数学級よりも、むしろ社会性の育成や互いに切磋琢磨の場として一定規模の集団が必要であると判断し、「生活集団」としての1学級の児童生徒数(40人編成)は変えずに・・・(後略)

つまり、
予算の関係で少人数学級が実現できないのではなく、積極的に多人数学級のほうがいいのだという主張です。この見解は初めて知りました。

いっぽう農業問題では、
いま国がすすめている「品目横断対策」によって国内の農業生産は伸びると考えていますと断言した県の担当者の見識にも驚かされました。
農水大臣ですら「実効性に未知の部分があり、見直しを検討」すると発言してようやく国会を通した法律でも、ひとたび成立してしまえば、それを天の声として推進にあたるしかない宮仕えの悲哀には同情を禁じえません。
が、
机上の空論をふりかざしては日本の農業をつぶしてきた農政に手を貸すことへの責任や後ろめたさといったホンネも聞いてみたいものではあります。
さらに飛躍するけど、
そんな木っ端役人や、その給料で養われる家族や子どもたちに、人としての「誇り」はどんなふうに育つのだろうかと、お役所へ行くたび心配にもなります。
(カネノタメナラシカタガナイッテカァ!?)
・・・とか書き出したらキリがないので、後は省略。

ランキングに一票