気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

三横綱が初日から休場

2017-09-08 20:03:04 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
明後日から大相撲秋場所が始まります。
前売り入場券も完売で、大相撲人気もまさに最高潮であります。
しかし、今日までに稀勢の里・鶴竜・白鵬の三横綱が相次いで、初日からの休場を届け出ました。
私も含めて、秋場所の入場券を購入したファンは、肩透かしを食った格好です。
何でも、記録が残る昭和以降では三横綱が初日から休場するのは初めてのことだとか。
日馬富士も含めて、30代の横綱4人はここ10年近く、大関・横綱という立場で、お互い切磋琢磨して精一杯相撲を取って来ましたから、ガタが来るのも当然のことだと思います。
誰かが引退すると、ドミノ倒しのようにどんどん居なくなってしまうような気がしてなりません。







身内として、鶴竜のことを書かせて貰います。
鶴竜は、今年に入ってからの5場所中4場所で休場しています。
皆勤したのは春場所のみ。
もう、誰もが心身ともに限界が近付いていると思っているはずです。
現に、師匠の井筒親方は、「次に出場した場所が進退をかける場所」と明言しています。
つまり、次に出場した場所に於いて、前半戦で負けが込んだら即引退させるということです。
鶴竜、すっかり追い込まれてしまいました。

名古屋場所が終わって直ぐに、井筒親方から1通の手紙が届きました。
鶴竜の「結婚披露宴」招待状であります。
ときは、秋場所後の10月某日。
この招待状を貰った時点で、鶴竜の秋場所休場は決まったようなものでした。
まだ7月下旬の段階でですよ。
(骨折も判明し、かなり重傷だったこともあるでしょう)
なぜか?
秋場所に出場して、前半戦で3連敗でもしようものなら、即刻引退だからです。



鶴竜は、モンゴル国籍のため、引退後に親方になることは出来ません。
(白鵬・日馬富士も現段階では同様)
秋場所で引導を渡された場合、翌日以降“ただの人”になってしまうのであります。
それでは、10月の結婚披露宴で格好が付きません。
現役の横綱で、どうしても挙げたいのです。
なので、秋場所は全休。
引退する時期が取り敢えず、九州場所(11月)以降に延びました。

これは、井筒親方の最後の親心です。
鶴竜は、既に2~3年前に入籍して、2人の子供がいます。
いわゆる出来ちゃった婚というヤツ。
そんな鶴竜に、横綱の地位で華燭の典を挙げさせてあげたい---泣けて来ますよ。
後が無い鶴竜、結婚披露宴後の九州場所で、発奮するのか沈むのか?
大注目であります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする