すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

ネコたちの、それぞれの人生

2007年04月23日 | 
私には知り合いのネコがいます。
きれいな一面グレイの毛色のネコで、
野良のお母さんから産まれた後、
野良のお母さんにご飯をあげてくれていた方が
そのネコを避妊させてくれて、そのまま家ネコにしてくれたのでした。

その後、その飼い主の人は、事情により、
ネコを連れて、違う場所で住む事になりました。

そして、風の便りに、こんな事を聞いたんです。

そのネコは、飼い主さんとは別の所にいる、と。


そのネコは、飼い主さんの親戚が預かってくれているらしいのですが、
その親戚の方の家では、以前から室内犬を飼っているんです。
その犬は以前、違うネコを預かった時に、
ストレスがたまり、結局、最後までネコを受け入れる事は無く、
その犬にとって、ネコは悪い印象のまま記憶されているはず。
今回も、案の定、その犬は、
自分が住む家にいつの間にか入り込んだそのネコを、
吠え立て、受け入れてはくれませんでした。

その親戚の方は、愛犬のストレスを心配して、
苦渋の選択として、そのネコのための部屋を用意し、
その中で、ネコを飼う事にしました。

つまり、嫌な言い方をすれば、
「部屋に閉じ込めている」という事らしいのです。


さて、一番悪いのは誰でしょう?
あ、違った。間違えました。
「一番、無責任なのは誰でしょう?」でした。

たぶん、飼い主さんは優しくて良い人なんでしょうね。
ネコを途中で捨てたり殺したりせず、
ちゃんと親戚の方に託したんですから。
親戚の方も、その人にとっては愛犬の健康の方が、
重大な問題だったんだろうし、
ネコを、飼い主さんに突き返す事もできたでしょう。

もしかしたら、私の聞いたことが間違いで、
本当は、そのネコなりに、悠々自適に、
日々を過ごしているのかもしれません。

でも、事実が私の聞いた通りで、
その飼い主さんが、飼い主としての責任を
考えてくれてない人だとしたら、
もしかしたら、そのネコがまた野良に戻る、という選択肢も、
あって良かったのかもしれないと、
つい、思ってしまいます。
こんな事書くと怒られそうですが。


「今はこの仔を、自分の子供みたいに思ってる。」
その飼い主さんは、以前、そのネコの事を、
私にこう言っていました。

でも、本当にそう思っているのなら、
もうちょっと違う判断ができたんじゃないか、
私はそう思います。


そのネコが元気で、幸せでいる、ということが、
また、風の便りに聞こえて来る事を願っています。


コメント
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