みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

ことばの罠

2023年12月16日 | 箴言

箴言 26章

 燃料を入れ、タイヤの空気圧を調整して、やや長距離のドライブに備えました。燃料費は、以前よりも少し下がった感がします。

 きょうの「みことばの光」のタイトルは「イエスが憎まれた者たち」。そして、愚か者、怠け者、陰口をたたく者が登場し、それらをイエスが憎まれたと説いています。

 4−5節に目が留まります。この二つのことばは矛盾しているように思えます。4節では「愚か者には、その愚かさに合わせて答えるな」とあり、5節では「愚か者には、その愚かさに合わせて答えよ」とあります。相反するような格言が並ぶのは、それほど愚か者に答えるのは難しいということを伝えようとしているのかもしれません。しかしそれは、自分が知恵ある者だと高ぶるということではありません。

 9節では、愚かな者が用いる箴言は危ないという意味です。人は自分の行為を正当化するために、あらゆる手段を用いる、箴言さえも用います。愚か者とは知識や教養にかけているという意味ではありません。勉強ができないということではありません。知恵に長(た)けています。知識もあります。しかしそれらは、結果として悪を行うことに用いられます。

 本章後半には、ことばの罠についての警告が続きます。陰口、声を和らげる語りかけ、憎しみを覆い隠す舌…。それらは誰かを陥れ、だめにするためのものです。その場にいない人の話題は盛り上がるもの。しかし、そこで事実が語られることは少ないのです。その結果人を傷つけ、場合に寄っては死に追いやります。さらに、陰口を言う者が滅びヘと陥ってしまうのです。


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