サムエル記第一 29章
ある青年が着ていたTシャツです。有名なケチャップのラベルがこんなふうになるのですね。
ガテの王アキシュとともに、イスラエルとの戦いに出て行かなければならないという事態に直面したダビデ。「さあ!」と言う時にダビデに救いの手が差し伸べられました。ペリシテのほかの領主たちがダビデを戦いに連れて行くことに強硬に反対したのです。ダビデが策を講じたのではないところに、神がなさったという思いがします。
ダビデは、サウルから逃れるために自分の身をガテの王ラキシュに預けようとした時、神に祈り求めたとは聖書は書いていません。おそれゆえに自分で判断したことだったのでしょう。だから、ラキシュが一緒にイスラエルとの戦いに行ってほしいと促した時には、はっきりしないことばで答えたのです(28章2節)。
ここには、ダビデは神に願い求めたということもありませんし、神がダビデに語られたということも書かれていません。ラキシュと一緒にイスラエルと戦っているペリシテの領主たちがダビデを危険視したことがきっかけです。それとともに、ここには見えない神のみわざが隠されているのもよくわかります。
沈黙しておられると思うような時にも、神は人を用いて、ご自分の側にいない人をさえ用いて、神の子どもを守ってくださるのだということをここから教えられます。