みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

目を開くしもべと盲目のしもべ

2019年11月05日 | イザヤ書

イザヤ書 42章

 買い物に出ますと、早くもクリスマスのクッキー、チョコレートが山積みになって売られています。まだずっと先なのに…と思いながらレジの側の商品を見ると、なんと、犬のためのアドベントカレンダーと猫のためのアドベントカレンダーが売られています。 たくましい商魂! アドベントカレンダーとは、近年は日本でも売られていますが、クリスマスまで一日ずつの窓を開いて、中に入っているお菓子や小さな人形を楽しむものですが、ペットのカレンダーの中には、さて、何が入っているのでしょう。

 この章には二種類のしもべの姿が描かれます。

 初めに登場するのはメシア。「わたしのしもべ」と神がお呼びになるのは、メシアが神のみこころを行なうために神にしもべとして従うことからです。神の霊を授けられたこのしもべは、しかし、権力を振りかざして人々を押さえつけるようなことはしません。「痛んだ葦を折ることもなく、くすぶる灯芯を消すこともなく」ということばが、このしもべがどのようにしてメシアとしての務めを行なうのかが明らかにされます。彼は見えない者の目を開きます。このしもべについての預言は、イエス・キリストによって実現しました。

 章の後半に登場するのは別のしもべたち。彼らは神によって選ばれたイスラエルの人々です。しかし、このしもべたちの耳は聞こえず、目は見えません。18節以降には、「聞く」ということばが繰り返されます。このしもべたちは、何人もの預言者たちによって語られた神のことばを聞こうとしません。また、神のみわざを見ようともしません。見るべきものに目を塞ぎ、聞くべきことに耳を塞いだのです。

 神がお語りになることばを「主よ、お話しください。しもべは聞いております」といつも聞くべき耳を開いている者でありたいと願います。

*写真はヘッセン州アルスフェルトの街並み


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