みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神をたたえる老人

2020年12月26日 | クリスマス

ルカの福音書 2章22ー38節

 クリスマス第一祝日の25日は久しぶりの晴天。近くの公園を歩きましたが、たくさんの人が散策、犬の散歩を楽しんでいました。家では「クリスマスオラトリオ」の25日演奏分を聴き比べ。対訳歌詞を見ながら、初演の頃人々はどんな思いで教会で聴いていたのだろうかと想像を膨らませました。

 この箇所には、幼子イエスが主に献げられるために両親によって宮に連れて行かれた時の出来事が記されています。律法に記されたとおりに行うヨセフとマリアの敬虔な姿と、ささげ物から垣間見ることのできる貧しい生活とが伝わってきます。

 宮で幼子と両親を待っていたのはシメオンという老人。彼は幼子イエスを抱いて神をほめたたえるのです。それにしても、シメオンが「主のキリストを見るまでは決して死を見ることはないと、聖霊によって告げられていた」ということばに驚かされます。これが彼のいのちを支えてきたのです。そしてついに、その約束実現の日が来たのです。老預言者アンナも幼子イエスがどのような方なのかを悟って人々に語ります。

 ザカリヤとエリサベツの夫妻、シメオンとアンナ、クリスマスの出来事には4人の老人が「活躍」します。歳を重ねて、次第にいろいろと不自由なことが増えてきて希望が小さくなっていくような思いになりがちなのが老人。私もその一人です。特に、今回のようなパンデミックの中ではどうしても行動も気持ちも縮こまりがちになります。

 彼らのように救い主を待ち望み、証ししていく生活が歳を重ねるクリスチャンにも与えられているというのは、なんという恵み、喜びでしょう!

*ここでは「高齢者」ではなく、あえて「老人」ということばを使用いたしました。

*12月18日から27日までの「みことばの光」本誌の通読箇所は、聖書同盟ホームページに掲載している「聖書通読計画カレンダー」から変更になっています。ホセア書の通読を終えてからクリスマス箇所を読むように変更したためです。戸惑われた方もいると存じます。お詫びいたします。


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