みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神を恐れる者の幸せ

2020年04月13日 | 伝道者の書

伝道者の書 8章

悪を百回行っても、罪人は長生きしている。しかし私は、神を恐れる者が神の御前で恐れ、幸せであることを知っている。」伝道者の書 8章12節

 イースターの日曜日の礼拝をライブ配信で行った後で、いつものように近くの公園に…。公園内の林の中を迷いながら、見慣れた道に出てホッとしたり、飛行機が少ない空を見上げたりして、6キロ近くを歩いて帰宅しました。いつか紹介した「熊ネギ」の花も咲き始めました。辺りにはニラの香りがしていました。

 伝道者の書は8章を読みます。伝道者は探求の旅を続けています。ここでは、「物事の解釈を知っているのはだれか」という問いかけから始めます。権力者の下にいる者は、まるで時とさばきとを握られたような経験をします。いつになったら自由になれるのか、いつになったら自分にもそのような権力を持てるのかと思うかもしれません。

 一方で権力をもつ者は、時とさばきを自分が支配しているように錯覚します。おごり高ぶりです。しかし、実際のところ彼がすべてを支配しているのではありません。彼自身、自分の意に反してあっという間にいのちを落としたり、力を奪われるかもしれません。

 12節に目が留まります。悪を行う者が長生きしてさばかれるふうではないのを見ながらも、伝道者は、神を恐れる者が幸せだと言います。それは決して負け惜しみではありません。どんなに知恵のある者でも時とさばきを悟ることはできないのですが、だからこそ、すべてを治めすべてを知る神を恐れることによる平安を知っているのです。

 このような大きな出来事に際しても、平安の中にいられる幸いを覚えます。


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