みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神の恵みはいつもある

2019年02月23日 | 詩篇

詩篇 52篇

 「2月は逃げる」とはよく言ったもので、最後の土曜日になりました。まだだいじょうぶだと思っていたら、今月は28日まで。2月中に書類を送らなければならないことに気づいて、慌てて手続きをしました。

 「逃げる」といえば、この詩篇はダビデがサウルの手から逃げているという背景で歌われたものです。詩篇は順境のときだけに歌われるものではなくて、いのちの危機に際しても歌われているものが収められており、本篇もその一つです。「みことばの光」が書いているように、ダビデが「勇士よ」と呼びかけている相手は、悪を誇りとし、自分の栄達のためには人を欺くこともいといません。

 サムエル記第一21章7節、22章9節をたどりますと、エドム人ドエグが祭司アヒメレクがダビデに食糧とゴリヤテの剣を与えたのを目撃し、サウルに密告したとあります。そのためにアヒメレクを初めとする多くの祭司がドエグの手で殺されてしまうのです。

 悪に走るドエグに呼びかける「神の恵みはいつもある」ということばに目が留まります。なぜ、悪を謀り行なう相手に「勇士よ」と呼びかけ、「神の恵みはいつもある」と呼びかけるのでしょうか。彼への皮肉でしょうか。ドエグが聞いたら「神の恵みなどあるものか」とはね返されてきそうです。けれどもダビデは、悪を謀って物事を成し遂げようとする相手の行動を、自分への戒めとして受け止めているのではないでしょうか。

 「神の恵みは本当にいつもあるのか」という思いは、信仰者の中から湧き上がるのではないか、「いや、そうではない。神の恵みはいつもあるのだ」とことばにすることの大切さをつくづく思うのです。

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