サムエル記第二 17章
月曜日午前は久しぶりにたくさんの小さなお友だちと一緒に過ごしました。じっと見て、私のことを安心できると思ったお友だちは、私の周りでいろいろなことをして見せてくれました。小さなお友だちは、抱っこするのを許してくれました。
謀反を企てたアブサロムは、父であるダビデ王にとどめを刺す機会を得ました。これから先、どのようにしたら良いのかについて、アブサロムは、アヒトフェルに助言を求めたのです。前章23節には、「当時、アヒトフェルの進言する助言は、人が神のことばを伺って得ることばのようであった」とありますので、彼の助言を求めたのは賢いことでした。アヒトフェルは、アブサロムではなくて自分がダビデを討伐にすぐに出かけるのがよいと進言しました。
ところがアブサロムは、フシャイにも助言を求めます。フシャイはアブサロムを「王様万歳。王様万歳」と持ち上げた人物です。これがよほどアブサロムの心に響いたのか、あるいは王としての度量の大きさを誇示するためか、もう一人による助言を求めたのではないかと考えるのです。フシャイはアヒトフェルの助言とは違い、十分な準備をしてアブサロム自身が出陣するようにと進言します。この助言もアブサロムの心をくすぐったのではないでしょうか。「あなたご自身が戦いに出られることです」ということばはこの時の、アブサロムには大変心地よいものではなかったかと考えます。
アブサロムはアヒトフェルではなくフシャイの助言を採用してしまうのです。それは今述べた事情や理由をも含めて神がそのようにことを動かされたということゆえだと、14節に明らかにされています。ここに、15章31節にある「主よ、どうかアヒトフェルの助言を愚かなものにしてください」とのダビデの祈りを、主がお聴きくださったのだということがわかるのです。
それとともに、主イエス・キリストが私たちにとっての「不思議な助言者」だということにも思いが至ります。