みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

なぜ、あなたは

2015年09月17日 | エレミヤ書

エレミヤ書 14章

 冷たい雨模様の一日でした。町には冬の装いの人もいれば、まだ半袖(がんばっている)人もいます。私は、セーターを着ています。一ヶ月前の夜8時半はまだまだ明るかったのですが、きのうは雨のせいもありますが、真っ暗でした。出かけていたこともあって、この所近くの公園でのウォーキングはご無沙汰に…。あしたは!

 預言者エレミヤは、神が語れと仰せられたことばをまっすぐに語り、神がせよという命令にはすぐに従いました。しかし、彼は神に背くという罪を犯し続ける同胞の側にも立って、神に向かってさばきを下すのを思いとどまるようにととりなす人でもありました。どちらかの側に立ってしまえば悩むこともないでしょうに、彼は神のさばきのことばを語りつつ(この章にあるような平安がないのに平安だと語る偽りの預言者とは違って)、神に向かってなんとかさばかないでほしいと真っ先に罪を告白して願い求めているのです。

 14章には、食い下がるエレミヤとそれを断る神との対話といいますか、厳しいやりとりが書いてあります。心に留めたのは、「なぜ、あなたは」と8、9、19節で繰り返すエレミヤのことばです。それは、神がどのようなお方かを知っているからこそ訴えることのできる「なぜ…」なのです。この章でエレミヤが神をどのようなお方だと言っているかを探すだけても、多くを得られます。

 「イスラエルの望みである方」(8節)、「苦難の時の救い主」(8節)、「…それは、あなたではありませんか」(22節)

 ここに見られるエレミヤの涙のとりなしから、主イエスが十字架の上で祈られた「父よ。彼らをお赦しください」とのとりなしを思います。


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